塩崎厚生労働大臣は、午後7時から記者会見し、今月9日に最高裁判所がアスベストによる健康被害に対する国の責任を初めて認めたことを受け、早期の解決を図る必要があるとして、この裁判の原告と和解に応じる考えを示しました。 かつて大阪南部にあったアスベストを扱う工場で働き、健康被害を受けた人たちが、国に対して起こした2つの裁判で、最高裁判所は今月9日、国の規制が遅かったとして国の責任を初めて認める判決を言い渡しました。 この判決で、2つの裁判のうち、一方は、原告の勝訴が確定しましたが、もう一方は、賠償額の算定をするため2審をやり直すことになったため、原告が早期の救済を求めて、国に和解に応じるよう求めていました。 これについて塩崎厚生労働大臣は記者会見で「最高裁判所で国の責任が認められたが、長い間の裁判でご苦労をおかけした原告の皆様に重ねておわび申し上げる。特に亡くなられた原告もおり、大変申し訳ないか
かつて大阪南部にあったアスベストを扱う工場で働いていた人たちが、肺がんなどの健康被害が広がったのは国の規制の遅れが原因だと訴えた裁判で、最高裁判所は国の責任を認め、賠償を命じる判決を言い渡しました。 アスベストによる健康被害で最高裁が国の責任を認めたのは初めてです。 訴えていたのはかつて大阪南部の泉南地域にあったアスベストを扱う工場で働いていた人やその遺族合わせて89人で、肺がんなどになったのは国の規制が遅れたためだと主張して2つの裁判を起こし国に賠償を求めていました。 2つの裁判は国の責任について2審の判断が分かれ、最高裁判所が統一的な判断を示すための審理を行っていました。 この裁判で第1小法廷の白木勇裁判長は国の責任を認め、賠償を命じる判決を言い渡しました。 裁判では排気装置の設置義務づけなど、国が段階的に行った3つの規制についてその時期が適切だったかが争われていて、最高裁は少なくとも
日頃、食べている魚に含まれる水銀の含有量を、小売りレベルで表示すべきではないのかという法廷闘争である。 スーパーで売られる魚に水銀量が表示される日 魚介類でも特に大型魚であるマグロなどは過去、水銀問題が何度となく浮上した。ただ鮮魚店やスーパーの店先で販売される魚に水銀含有量を表示する義務は、現在のところ日米両国でない。 今回の訴訟で被告側が負けると、米国の小売店では特定の魚類に水銀値が示されるようになるかもしれない。それは数年後、日本国内の小売店でも同じ義務が生じる可能性を意味している。 そもそもどういった経緯で訴訟になったのか。そして魚介類に蓄積された水銀は本当に人体に有害なのだろうか。 訴えを起こしたのは首都ワシントンD.C.に本部がある公益科学センター(CSPI)と東部バーモント州にある水銀政策プロジェクト(MPP)という消費者団体である。被告は米政府機関である食品医薬品局(FDA)
オムロンヘルスケアの「Karada Scan 212」=同社提供タニタの「FS―100」=同社提供 【小松隆次郎】体脂肪率などもはかることができる体重計をめぐり、オムロンヘルスケア(京都府向日〈むこう〉市)が「類似したデザインで、意匠権を侵害された」などとして、タニタ(東京都板橋区)を相手に製品の製造・販売差し止めなどを求める訴訟を起こしたことがわかった。31日に東京地裁で第1回口頭弁論があり、タニタ側は「類似しているとは言えない」と争う姿勢を示した。 オムロン側が問題にしているのは、タニタが2012年10月に発売した機種。オムロンは11年9月に2機種を発売し、そのデザインの意匠登録が同月、特許庁で認められていた。 両社の製品はいずれも、表面にガラス板を使用。足をのせる場所に片足2カ所ずつ、測定のために体内に電気を流す電極部があり、中央部にスイッチと液晶表示板が配置されている。 オ
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