Jパワー(電源開発)が大間原発(青森県大間町)の建設再開を表明したことを受け、強く反発する函館市の工藤寿樹市長や北斗市の高谷寿峰市長らが4日、道庁で高橋はるみ知事と会談し、工事の中止に向けて連携することを要請した。高橋知事も「道南の皆さんの不安な気持ちは十分理解している」と話し、歩調を合わせる考えを示した。 ■道、歩調合わす考え 両市長や七飯町の副町長、3市町議会の議長や副議長、函館商工会議所会頭の計7人が要請した。 工藤市長は会談で、「福島第一原発事故からたった1年半での建設再開は、暴挙としか言いようがない」とJパワーを批判。15日、近隣の首長らを中心に上京し、政府とJパワーに建設の無期限凍結を求めることを報告した。 携える申入書は渡島地方の全11市町村によるもので、各議会や経済団体のほか、農協、漁協、観光協会、町内会などの住民組織も広く名を連ねるという。 安全性を疑問視する理