ハノイ近郊で9日にあった災害救助訓練で、避難用の臨時の橋を提供するベトナム軍。視察した日本や東南アジア諸国連合(ASEAN)などの防衛関係者に、非戦闘分野での協力の必要性を訴えた=ベトナム・タイソン、牧野愛博撮影防衛省・自衛隊が支援する6カ国 防衛省・自衛隊が、東南アジアなど6カ国の国防当局や軍を対象に、地雷除去や医療など非戦闘分野の技術支援を始めた。外務省主管の政府の途上国援助(ODA)は外国軍への支援を禁じるものの、防衛省の支援はODAの枠外で制約を受けない。対象国は歓迎するが、議論が尽くされていないとの指摘が出そうだ。 複数の政府関係者によれば、支援の対象はインドネシア、ベトナム、東ティモール、カンボジア、モンゴル、トンガ。軍事的に台頭する中国の周辺国と連携を深める意図もあると見られる。防衛省は今年初めに調査団を派遣し、現地との調整がほぼ終了している。 支援は、防衛省の「能力構