全米一の資産家ビル・ゲイツは、慈善事業の最も熱心な推進者の一人になった。しかし、この10年間で見ると、自らが創設した慈善基金団体「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」への寄付のペースは落ちている。 マイクロソフト社の共同創業者であるゲイツが、現財団の前身の財団に寄付した金額は、1994~97年の間で3億5600万ドル(1ドル=100円で356億円)。その後の4年間で寄付金額を一気に246億ドルに増やし、この財団を全米で最大の規模に押し上げた。 しかし、それ以降、ゲイツは寄付金額を減らしている。財団やゲイツの広報担当によると、2002年から12年までの寄付金額は37億ドルにとどまった。一方で、同じ時期にゲイツはマイクロソフト社の株を推定220億ドルで売っている。
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