(CNN) オランダ安全委員会は9日、ウクライナ東部で7月に起きたマレーシア航空機墜落についての報告書を発表した。「多数の高エネルギー物体が外部から貫通したことによって機体が損傷を受け、空中分解した」との見方を示している。 墜落では乗客乗員298人が死亡し、このうち約3分の2がオランダ人だった。安全委員会によると、技術的な欠陥や乗員の行為が原因となった形跡はみられないという。 米国やウクライナは、東部で活動する親ロシア派がミサイルで同機を撃墜したと主張してきた。報告書は機体の近くで弾頭が爆発したとの説を裏付ける内容だが、だれの仕業かという点には言及していない。 マレーシアのラザク首相はこれを受け、「地対空ミサイルに撃墜された疑いが濃厚だが、断定に至るにはさらに調査を進める必要がある」と述べた。 墜落現場は当初、親ロシア派が占拠し、調査団の立ち入りを阻止していた。飛行記録装置は数日後になって
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