◎再稼働は当然との見方 米政府や産業界 【ワシントン共同】関西電力大飯原発3、4号機の再稼働決定について、米国の政府や原子力関係者の間では「電力の3割を原子力に頼ってきた日本が突然原発をやめるのは無理で、再開は当然」という見方が大勢だ。 日本の原発再稼働問題について、米政府は公式発言を控えてきたものの「高い化石燃料に頼るのは正しいやり方ではない」「原発停止が続けば、米国の原発政策に影響が出かねない」との意見があった。 このためエネルギー省や米原子力規制委員会(NRC)の幹部がたびたび日本を訪問。4月末の日米首脳会談でも、原発の安全な運用に取り組む二国間委員会の設置を決めるなど間接的に日本の原発再開を支援してきた。 米国は東京電力福島第1原発事故後も原発推進の姿勢を崩しておらず、ことし2月にNRCは34年ぶりの原発着工を認可したばかりだ。 一方、専門家の間では再稼働に慎重な声もある。米環境シ