砂丘を舞台にした数多くの傑作写真で名高い写真家・植田正治(1913-2000)の没後10年にあたり、初の大規模巡回展となる「植田正治写真展〜写真とボク」の開催が、18日から埼玉県立近代美術館で始まっている。植田正治は、日本はもちろん海外でもUeda-cho(植田調)と言われ国外で最も人気の高い日本人写真家の一人だ。 終生、生まれ故郷の山陰にとどまって「熱心なアマチュアリズム」を標榜し、制約なしに自己表現の道を行き「写真」する歓びを追求した植田。砂漠を舞台にした演出写真の数々は、時代の変化に褪せることなく、今見ても新鮮だ。 計算し尽くされた構図の美しさや面白さは見れば見るほどに写真の奥深さへと誘ってくれる。今回の写真展では、鳥取砂丘を舞台に土門拳や石津良介らを被写体にした演出写真、没後発見された未整理のネガをプリントした初公開写真10点、植田自身と家族をモデルにした一連の演出写真、そして再評
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