千葉市長の熊谷俊人氏は、2014年4月14日に東京都内で開催された「データを活用したヘルスケアサービスに関するシンポジウム」(主催:総務省、三菱総合研究所)に登壇し、千葉市が検討中の健康支援サービス「けんこうコンシェル」について講演した。講演タイトルは「ビッグデータを活用した健康分野の課題抑制『けんこうコンシェル』」である。 熊谷氏は従来の行政サービスの問題点として、何らかの課題が発生した後で、市民の申請を受けて対処することが大半だった点を指摘した。これではサービスの受益者が限定されやすいことに加え、行政側の処理コストも高くつくという。そこで今後は、行政サービス全般で「予防型へのシフト」「能動的なアクション」「ICTの積極活用」「民間とのコラボ」を重視するとした。 「予防型へのシフト」とは、課題の発生を未然に防ぐ取り組みにリソースをシフトすることを指す。「能動的なアクション」では、市役所が
![ビッグデータを活用する健康支援サービス「けんこうコンシェル」、千葉市長が構想語る](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)