多くの若者が「社会起業家(ソーシャル・アントレプレナー)」を目指すようになりました。官でもなく、営利だけを求める民間企業でもない「新しい公共」といわれる分野です。社会に横たわる課題を解決することに挑戦する人たちで、ベンチャースピリッツを持ち合わせています。その第一人者で、病児保育という新しい事業分野を開拓した駒崎弘樹さん(フローレンス代表理事)に挑戦への思いを聞きました。 2014年10月17日 構成/安井孝之 写真/竹谷俊之 夏野 僕は実は、「社会起業家」という言葉がすごく嫌いなんです。なぜかというとあらゆるビジネスはつまるところ何らかの形で社会に貢献すべきだと思っているので、起業家と社会起業家を分けて使うのは二つの「逃げ」があるのではないかと思っています。社会起業家と名乗りたい人の逃げは、お金のことを考えないという逃げです。もう一方の逃げは、「俺たちは起業家!」というビジネスセクターっ
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