山口県大島郡周防大島町にある「瀬戸内ジャムズガーデン」は、手作り無添加ジャムの専門店。オーナーの松嶋夫妻が奥さんの故郷・周防大島に移り住み、島で栽培されている旬の果実や野菜を使って、年間でなんと160種類ものジャムを作っています。材料となるのは、無農薬もしくは減農薬で育てたワックスをかけていないもので、傷がついていたりと商品価値のないものや、ジャムに加工した方がおいしい時期のものを契約農家から仕入れています。また、自家農園も構えることで、果実の個性を把握しさらに美味しいジャム作りを目指しています。 もともとサラリーマンをしていた松嶋匡史さんがジャム屋になったのは、2001年に新婚旅行で訪れたフランスがキッカケでした。パリで偶然入ったジャム専門店で衝撃を受けた匡史さんは「このような食文化が日本にもあったらいいのに」とジャム屋になることを決心したといいます。 場所に周防大島を選んだのは、多種多