現在私たちが食べているみかんは「うんしゅうみかん」といい、400年ほど前に鹿児島で生まれた日本原産のくだものです。同県長島の東町には昭和10年ごろまで樹齢300年を越す古木があったとされています。当時中国から伝来したみかんの仲間(ソウキツやマンキツ)から偶然に生まれたといわれています。 栽培場所は九州のわずかなところでしたが、果皮色が濃いものや、収穫時期が早いもの等、様々な特色を持つ変異種が生まれました。これらの変異種はみかんに種がないことから、自然に発生した親とは異なる性質を持つ変わり枝(突然変異)を利用して育成されたものです。その栽培がしだいに東の地域へ広がっていき、やがてみかんといえばうんしゅうみかんを指すことになったのです。 実は、みかんとして最初に日本に広まったのは、小みかん(紀州みかん)です。中国との交易港として古くから栄えていた肥後国八代(現熊本県八代市)に中国から小みかんが
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く