東京湾の高潮で浸水が想定される地域 【杉本崇】地球温暖化が進んだ21世紀末、伊勢湾台風級の大型台風が東京湾を襲ったとすると、高潮でJR東京駅や浅草・雷門などを含む121平方キロが浸水するおそれがあるとの予測を防災科学技術研究所と名古屋大がまとめた。温暖化で海水面が35センチ上昇、海水温度が上がることで台風の勢力が増し、大きな浸水被害をもたらすという。 防災科研などは、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の予測モデルのうち、温室効果ガスの濃度が20世紀末の2倍になるという条件で、2099年9月、1959年の伊勢湾台風並みの台風が東京湾を襲い、高潮で浸水する場合を予測した。 その結果、千葉県船橋市で4.1メートル、東京港では3.4メートルの高潮になるなど過去の台風の時の高潮を上回った。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(