道後温泉で「緊縛」「水玉」 アラーキーや草間氏ら協力：朝日新聞デジタル松山市の国指定重要文化財・道後温泉本館周辺にある宿泊施設に、前衛芸術家の草間彌生（やよい）さんや写真家の荒木経惟（のぶよし）さんらがデザインした客室が登場した。本館が現在の姿に改築されてから来年で１２０年となるのを記念して開かれる芸術祭「道後オンセナート」の先行企画。２４日から五つの施設で宿泊や見学ができる。 デザインしたのは、ほかに詩人の谷川俊太郎さん、デザイナーの石本藤雄さんと皆川明さん。草間さんが担当した宝荘ホテルの部屋はトレードマークの水玉模様で飾られ、カボチャのオブジェが置かれた。荒木さんはホテル古湧園の一室に「緊縛」と題した写真４枚を飾った。宿泊・見学とも草間さんの客室は１５歳以上、荒木さんは１８歳以上の年齢制限がある。各部屋の宿泊・見学は２０１５年１月１２日まで。芸術祭の担当者は「客室と作家の斬新な発想の化学反応を楽しんで」と話した。
