CDで聴く音は、なんとなく味気ない──音楽ファンの間では、よく聞かれる言葉です。CDに入っている音は、周波数20KHzのものまで。人間の耳で聴こえる音の範囲(可聴域)に合わせて、耳に聴こえない音は切り捨ててあるといいます。一見効率的に思えるそうしたことが、実は「味気ない音」につながっているらしい…というと、驚かれる方も多いでしょうか? ハイパーソニック・エフェクト 地球上には、たくさんの音が満ちあふれています。しかし、人間の耳に聴こえる上限は、1秒間あたり約2万回の空気振動(=20KHz)まで。つまり、それ以上の高い振動数(周波数)の音は、たとえ存在していても、音として聴き取れないのです。そうした人間の耳には聴こえない高周波成分を豊かに含む自然の音が、「ハイパーソニック・サウンド」。耳では聴こえないものの、私たちはその音を、皮膚や身体で感受しているといいます。そうした音が人の脳に影響を及ぼ
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