安倍晋三首相(58)が先月28日、所信表明演説を行いました。経済再生や震災復興、外交・安全保障、教育など、日本が直面する危機を挙げ「何としても突破しなければならない」と宣言。とりわけ経済の再生に関しては「『大胆な金融政策』、『機動的な財政政策』、そして、『民間投資を喚起する成長戦略』という『3本の矢』で、経済再生を推し進めます」と訴えました。 日本の危機に全力で立ち向かう姿勢が伝わる演説でしたが、残念ながら首相は、日本が直面する最大の危機には触れませんでした。少子高齢化問題です。強国ほど移民を入れる 以前の本コラムでご紹介しましたが、光学・電子機器メーカー、オリンパスによる巨額損失隠し事件で、2011年、損失隠しの事実に気付き、これを内部告発したため社長を電撃解任されたマイケル・ウッドフォード氏(52)も、米ニュース専門局CNBC(昨年11月26日付電子版)との単独インタビューで、日本の企