経団連の日本ミャンマー経済委員長を務める丸紅の勝俣宣夫会長=5日、ネピドー 経団連が約140人の使節団を、ミャンマーに派遣した。使節団のひとり、日本ミャンマー経済委員長の勝俣宣夫氏(丸紅会長)に、魅力や投資環境について聞いた。全文は次の通り。 ――大使節団になりましたね。 「東南アジア諸国連合(ASEAN)の国々には毎年、会長や副会長らが訪れているが、ミャンマー、カンボジアは初めて。経済発展が見込まれるメコン地域の中でも、ミャンマーは民主化したことでブームが起きており、会員企業に広く参加を呼びかけた」 ――丸紅は昨年、ミャンマー進出70周年でした。 「ビルマ時代の1980年代半ばまで、この国は東南アジアで最も経済的に進んだ国だった。親日的なこともあり、日本企業は色々と投資した。丸紅もインフラ整備に協力し、1960年につくった水力発電所は今でも動いている。ただ、軍事政権になってから