【北京=香取啓介】日本の海上保安庁の巡視船が21日、沖縄沖で火災を起こした貨物船から中国人船員64人を救助した。国営新華社通信は事実関係だけを短く伝え、中国外務省は謝意を示さなかった。 火災は20日夜、沖縄本島の南東約150キロで発生。貨物船からの救難信号を受けた台湾から第11管区海上保安本部(那覇市)に連絡があり、巡視船2隻を派遣した。21日朝までに、中国人の船員64人全員を救助した。 中国外務省の洪磊・副報道局長は22日の定例会見で、船員の救出について「外務省が福岡の総領事館に指示し、日本側と協調して効果的な措置を取った」と自賛。記者に「日本に謝意を表さないのか」と問われたが、「総領事館が日本と密接にコミュニケーションを取っている」と述べるにとどめた。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サ