15日午前11時25分ごろ、広島市安佐北区安佐町の中国自動車道上り線で、県内の男性(40)が運転する軽乗用車がUターンして約20キロ逆走。すれ違った車の通報で一部区間を通行止めにしたため事故はなかった。「忘れ物を取りに帰った」と説明したという。 西日本高速道路と広島県警高速隊によると、軽乗用車は戸河内インターチェンジ(IC)から広島北ジャンクション(JCT)まで約20キロ走った後、片側2車線の路上でUターン。すれ違った車から「車が逆走している」と通報が数件あり、県警は広島北JCT―吉和IC間を約15分間通行止めにした。軽乗用車は戸河内ICを通り過ぎて間もなくの筒賀トンネル付近で、工事をしていた業者に止められた。 男性は「乗ったICで降りたかった。(逆走には)気づかなかった」と話したという。県警は「事故には至っておらず、過失で逆走したことだけでは道交法違反に問えない」として、注意して帰し