NHKスペシャル、「ここまで来たうつ病治療」という番組があった。 以前からNHKの「うつ病」の特集番組は残念な内容が多かったのだが今回はどんなものかと思って一応は見ておく。 どうせ患者さんにも聞かれるだろうしね。 まず「うつ病はこころの病気ではなく脳の病気」という場面からスタート。 なんかしょっぱなからアメリカの最新治療は素晴らしいという論調・・・嫌な予感。 はじめにrTMS(反復経頭蓋磁気刺激)という磁気刺激による治療法の紹介。 うつ病患者では前頭葉の血流が低下しており、不安や恐怖などの感情をつかさどる扁桃体が暴走してうつ病になるという仮説に基づいて、前頭葉のDLPFC(背外側前頭前皮質)を直接磁気で刺激して扁桃体の暴走を抑えるという理屈らしい。 入院したり外来にかよってrTMSをやって帰るというのが標準的な治療の時代がくるのか? つづいて電極を埋め込んで脳の深部(ブロードマン25野)を
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