塩崎厚生労働大臣は、午後7時から記者会見し、今月9日に最高裁判所がアスベストによる健康被害に対する国の責任を初めて認めたことを受け、早期の解決を図る必要があるとして、この裁判の原告と和解に応じる考えを示しました。 かつて大阪南部にあったアスベストを扱う工場で働き、健康被害を受けた人たちが、国に対して起こした2つの裁判で、最高裁判所は今月9日、国の規制が遅かったとして国の責任を初めて認める判決を言い渡しました。 この判決で、2つの裁判のうち、一方は、原告の勝訴が確定しましたが、もう一方は、賠償額の算定をするため2審をやり直すことになったため、原告が早期の救済を求めて、国に和解に応じるよう求めていました。 これについて塩崎厚生労働大臣は記者会見で「最高裁判所で国の責任が認められたが、長い間の裁判でご苦労をおかけした原告の皆様に重ねておわび申し上げる。特に亡くなられた原告もおり、大変申し訳ないか