日本食店で乾杯する街コンの参加者ら=25日、シンガポール、古田大輔撮影 【シンガポール=古田大輔】地域振興と男女の出会いの場を兼ねるイベント「街コン」が25日夜、シンガポールで開かれた。シンガポール人や現地に住む日本人の男女約200人が参加。シンガポール都心部の日本食店9店舗をめぐりながら、初対面の参加者同士が飲み会を楽しんだ。 シンガポールでは晩婚、非婚が進み出生率は日本を下回る1・19。政府主催の出会いイベントもあるが人気が低い。街コンに参加した幼稚園教諭のマリアンヌ・タンさん(30)は「出会いを前面に押し出すと尻込みするけれど、みんなで飲み会というスタイルだから、気軽に参加できる」と話す。 主催したのは日本でも街コンを各地で企画している外食マーケティング会社。安田正明社長は「今回は地域というより日本食のアピールになった。海外初開催だったが盛り上がったので、今後も続けていきたい」