金沢大学人間社会学校教育系宏明のホームページです。吃音(きつおん、ことばがどもること)に関する情報のページです。
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代表挨拶 「吃音(どもり)は治せる」「吃音の改善はできる」「吃音のコントロールはできる」 このような情報があふれています。50年以上も前の、DAF(聴覚遅延フィードバック)やメトロノームなど器具を使った訓練や、横隔膜を鍛える意味のない呼吸訓練も続いています。アメリカ言語病理学のバリー・ギターの流暢性形成技法「ゆっくり、そっと、やわらかく」の発声法は、1903年に始まった、伊沢修二の楽石社の方法とまったく同じで、多くの人々が日常生活で使えずに、失敗してきた方法です。 近年、脳科学、遺伝子学などの発展で、吃音の原因が解明されたかのような研究論文が見られます。他の病気や障害とちがって、日本でも海外でもどもる人の多くは病院や研究所などにあまり行きません。病院や研究所の数少ないデータをもとにした論文に、エビデンス(科学的・統計的根拠)があると私には思えません。吃音の原因もメカニズムもまだ十分に解明さ
吃音について 1.症状 吃音(きつおん、どもり)は、話し言葉が滑らかに出ない発話障害のひとつです。単に「滑らかに話せない(非流暢:ひりゅうちょう)」と言ってもいろいろな症状がありますが,吃音に特徴的な非流暢は、以下の3つのどれか1つ以上が見られることです。 音のくりかえし(連発)、例:「か、か、からす」 引き伸ばし(伸発)、例:「かーーらす」 ことばを出せずに間があいてしまう(難発、ブロック)、例:「・・・・からす」 上記のような、発話の流暢性(滑らかさ・リズミカルな流れ)を乱す話し方を吃音と定義しています (ICD-10, WHO)。 2.分類と原因,罹患率,有病率 吃音の9割は発達性吃音です。発達性吃音の特徴として、以下のようなことが知られています。 幼児が2語文以上の複雑な発話を開始する時期に起きやすい 幼児期(2~5歳)に発症する場合がほとんど(小学校以降に発症することもあります)
言葉が出にくかったり、同じ音を繰り返したりする吃音(きつおん)のある男性(当時34)が昨年、札幌市の自宅で自ら命を絶った。職場で吃音が理解されないことを悩んでいたという。自ら望んだ看護師の職に就いて4カ月足らずだった。100人に1人とされる吃音の人を、どう支えればいいのか。学会が創設され、議論が始まっている。 男性は昨年3月に看護学校を卒業し、札幌市内の病院で働き始めた。 幼いころから吃音で、話し始める時に言葉がなかなか出てこない「難発」と呼ばれる症状があった。「ん……」と無言が続き、足踏みを繰り返すなどの「随伴(ずいはん)症状」もあった。緊張すると症状はよりひどくなった。 家族によると、男性は病院で吃音が理解されずに苦しんでいたという。男性は自己紹介の用紙に自分の症状について書き、職場で理解してもらおうとしていた。「大声を出されると萎縮してしまう」「話そうとしているときにせかされると、言
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