【兼田徳幸】スターバックスが今月初め、カップに入れて店頭で販売する一部のコーヒーの量を1割減らした。これまではなみなみと注いでいたが、やけど防止などのため減らしたと同社は説明する。が、告知が不十分だったせいかネット上では「コスト削減の一環では」といった臆測も流れた。 量を減らしたのは熱湯を使うドリップコーヒー、ティー、アメリカーノの3種類。同社広報部によると、持ち運ぶ際にこぼれてやけどをした、ミルクが足せないといった客の声に配慮して今月5日から全国一斉に改めた。今月下旬に一部メディアが報じるまで、店頭の掲示では利用客に知らせていなかったという。 ネット上で話題になっていることを受け、消費者庁の阿南久長官は25日の記者会見で「分かりやすい情報提供が必要だったのではないか」と苦言を呈した。 同社は「ドリップコーヒーは1時間に1回廃棄するなどしており、今回コスト削減効果はない。お客様に良か