漢方薬(かんぽうやく)とは、日本の漢方医学の中で用いられる生薬を用いた医薬品全般を指す。 漢方薬は、中国伝統学を中華人民共和国が統一化した中医学で用いられる生薬製剤「中医薬、中成薬」や韓医学で用いられる「韓薬」と共通するものも多いが、一般的に漢方薬といった場合には、日本の漢方医学で用いられる生薬製剤を意味する。ただし中国でも「中国漢方」などと言った言い方がされることがある。これは主に日本人観光客を対象に日本人になじみが無い「中薬、中成薬」では無く分かりやすく売りやすいいいかたとして「中国漢方」というのであって、学問的には一応区別される。 古代の中医薬学においては、複数の生薬を組み合わせることにより、薬理作用が強く倍増することが発見された。さらに、その薬理作用は減衰することができ、優れた生薬の組み合わせによって、西洋薬と比べると医療目的への指向性は強化されているのが最大の特徴である[1]。葛
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