カスリハタ Epinephelus tukula (ハタ科)をクリーニングするホンソメワケベラ Labroides dimidiatus (ベラ科)。本種は掃除魚の代表的存在として知られる 掃除魚(そうじうお、英: Cleaner fish)とは、他種の魚の死んだ皮膚組織や外部寄生虫を食べる習性をもつ魚類の総称。これは双方が利益を得る生態学的相互作用、すなわち相利共生の一例として理解されている[1]。 ベラ・ハゼ・シクリッド・ナマズなど、さまざまな魚が掃除行動をすることが知られている。また魚ではないが、エビ類にも同様の掃除行動をとる種が多くいる[1]。 掃除魚の多様性[編集] 少なくとも29科、111種の魚類が掃除行動をとることが知られている[1]。掃除魚はほとんどすべての環境に分布するが、熱帯のサンゴ礁における多様性が最も顕著である[1]。ジャイアントケルプが繁茂するカリフォルニアの沿岸