難聴(なんちょう、英語: hard of hearing[注釈 1])とは、聴覚が低下した状態のこと[注釈 2]。医学分野で多く使用される表現であり、診断名や聞こえの障害の性質(例:伝音難聴・感音難聴)、程度の数量的表現(例:軽度難聴・高度難聴)として用いられる[2]。耳科学的には、聴力[注釈 3]が、正常聴覚閾値(正常最小可聴値) (0dB HL) [注釈 4]よりも劣っている事とされる。そのレベルは30dB HLとされている。難聴は代表的な耳疾患の症状である[3]。外耳、内耳、中耳から聴覚伝導路のどの部分が障害されても難聴になる[3]。難聴を検査する方法が聴力検査である。 難聴の程度を決めるにはオージオメータ(audiometer、聴力計)によって純音聴力検査をしなければならない。 オージオメータとは、被検者に電気的に発生した検査音を減衰器を通して与え、被検者自身の認知、応答により、聴