作家の秦恒平氏は、どうも青空文庫に対して誤解があるのではないだろうか? 2月22日付けの「生活と意見」に次のようにある。 * 読者から「青空文庫」を知っているかと、ながい、くわしいメールが届いた。多くのボランティアを「工作員」と呼んで著作権の切れた文筆家の作品を多数復元していることは、知っていた。それはそれで「著作権切れ」を機械的に利用したそれなりの事業だと思っていたが、それを「売り」出してもいることは知らなかった。やはり商売にし始めたか。それ自体は違法でも何でもない。パブリック・ドメイン(公共財)への敬愛だけではやはり済まないらしい、むりもないのか。 * 「青空文庫」の名前と存在はよく知っています。どういう仕組みでどう働いているかは、知ろうともしてきませんでした。「理想」があってというより、「著作権切れ」ということを、思い切り合法的に利用しているのであろうと想像していました。 「ペン電子