財団法人の日本エネルギー経済研究所は、日本国内のすべての照明器具をLED(発光ダイオード)照明に切り替えると、年間の総電力消費量を約9%削減できるとの試算を発表した。 同研究所によると、日本の総電力消費量に占める照明器具の割合は約16%で、年間1506億キロ・ワット時の電気を使っている。すべてがLEDなら年間922億キロ・ワット時分の節電が可能になるという。 すべてLEDに交換するには約16兆円の費用が必要になるが、電気代が減ることから、同研究所は「白熱灯からの交換では1〜2年でもとが取れる」と説明している。