今年の9月6日、私は第一子を授かり、翌日、妻を亡くした。死因は、帝王切開後の大量出血。子宮出血から、血液が固まりにくくなる「播種性血管内凝固症候群(DIC)」が引き起こされ、体のあらゆる部分から出血が止まらない状態になった。33歳だった。 私たちは中東ヨルダンで暮らし、韓国人妻のスージンは国連職員で、私は主夫だった。仕事なんてなくても、スージンと一緒にさえいることができれば幸せな人生だった。そんな日々に突然、終止符が打たれ、当分、これについて文字化することはないだろうと思っていた。孤独とか悲哀とか、どんな言葉を用いても、今の自分の精神状態を的確に伝えられる自信がない。それでも、80日以上が経ち、どうしても伝えなければいけないことができ、ブログ再開に踏み切ることにした。 死後翌日、病院から2ページの報告書を受け取った。執筆者は、スージンの執刀医であり、院長でもあるK医師。そこには、「(9月7
![私は妻を殺していない | ハフポスト](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6867c3b11bfe6e1020ce81b8abd0e4c070f7b01b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.huffingtonpost.com%2Fasset%2F5c638d983b0000b6036b2a80.jpeg%3Fops%3D1200_630)