各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)やオラクル製品といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります 今回は現場のためのTIPS集です。特にDB管理を仕事としている人、インフラエンジニアにとって有効な方法を解説します。 まずシステムが処理できているか、できていないかを確認できる手段の準備です。しかも、日ごろから使えるものです。Oracleのv$sysstatビューにはexecute countがあり、そのビューにはインスタンス起動後のSQL実行数がカウントアップされています。その数値がいつもどおりに増えていれば、SQLの処理数(ほぼ業務処理量)としてはいつもどおりと言えるはずです。累積値は見づらいので差分を自動的に計算するスクリプトを仕込む