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ブックマーク / odakeiji.blog33.fc2.com (22)

  • データベースコンサルタントのノウハウちょい見せ HPのストレージとOracle11gにおけるSSDのベストプラクティス

    各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)やオラクル製品といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります HPのストレージとOracle11gにおけるSSDの効果と使い方ガイド(英語)です。 Solid State Disk (SSD) best practices for HP XP disk arrays and Oracle environments http://h20195.www2.hp.com/V2/GetPDF.aspx/4AA2-4723ENW.pdf 内容はオーソドックスではありますが、SSDと普通のディスクとの性能差、どういった処理において効果的なのか、どういうデータをSSDに移すべきなのか、SSDに移すというチューニング

  • データベースコンサルタントのノウハウちょい見せ メインフレーム時代のDBMSと、クラウドのDBMSは似ている?

    各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)やオラクル製品といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります 階層型やISAMやVSAMというDBMS(やエンジン)はご存じでしょうか? インデックス付きのファイルというイメージのDBエンジンで、リレーショナルDBMSが流行るまでは、これらが主流でした(だったそうです)。 ISAMやVSAMは、シンプルなことしかできません。例えば、ISAMは、1つのインデックス(キー)で構成されたDBMS(エンジン)だそうです。プロジェクトで使っているのを間近で見たことがありますが、とても高速でした。DBMS代わりに、プログラム言語から呼びだして、シンプルに使用していました。 ふと、このISAMとVSAMを思い出した

  • データベースコンサルタントのノウハウちょい見せ 非機能要求はどこまで実装すべきか? 非機能要求グレード検討会

    各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)やオラクル製品といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります インフラ屋の悩みに、非機能要求をどこまで実現するのか?そのレベルで納得してもらえるのか?があると思います。 「重要インフラ情報システム信頼性研究会報告書」という社会インフラとなっているシステムの信頼について詳しく説明した資料があります(まだの方はぜひ読んでみてください)。http://sec.ipa.go.jp/reports/20090409.html この中で、「課題」として載っているのが、「ゼロ欠陥のソフトウェア開発は実務的に不可能であることについて、社会的共通認識が形成されていない」「ソフトウェア信頼性の目標値について、事業者とベン

  • データベースコンサルタントのノウハウちょい見せ 転職の際、見過ごしがちなこと

    各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)やオラクル製品といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります 世は不況です。転職することもあるかと思います。元人事系でもあるので、転職の際、多くの人が見過ごしがちなことに触れてみたいと思います。 ●落とし穴「やりたいことがやれる職場で選ぶのはNG」 まず1つ目は、「やりたいことがやれる職場か」ではなく、「自分が必要とされている職場か」で選ぶべき・・・です。 「自分はコンサルティングをしたいんです。だからSEからコンサル転職しました。」という人が居ます。転職雑誌にいかにも載っていそうな話です。やりたいのは当だと思います。でもうまく行かない人が結構います。 転職後、誰かが手取り足取り教えてくれるとは限

    yyamano
    yyamano 2009/07/17
    落とし穴「やりたいことがやれる職場で選ぶのはNG」。微妙。ほめられるのと叱られるのでどちらが伸びるのかと同じように性格による気がする。
  • データベースコンサルタントのノウハウちょい見せ SSD(半導体ディスク)とDBMS

    各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)やオラクル製品といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります DBMSの最近のトピックは、インメモリDBですが、アーキテクチャの観点でもう1つ面白いなと私が思う技術があります。それがSSD(半導体ディスク:シリコンステートディスク、シリコンステートドライブ)です。 実は、SSDは他の製品を喰ってしまう可能性があると思っています。 まず、SSDの特徴を整理すると次のとおりです。 ・メモリだけれども電源が落ちても大丈夫 ・ハードディスクと違って高速に動作する(一説によると3桁速いとか) ・ハードディスクと違い、機械部品ではないので故障しづらい ・ハードディスクと違い、同時アクセスの性能(IOPS:Inpu

    yyamano
    yyamano 2009/07/08
  • データベースコンサルタントのノウハウちょい見せ SSD上のOracleの性能レポート

    各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)やオラクル製品といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります OracleSSDの上で動かしたら、どんな性能特性になるのか? どんな注意点があるのか? 興味は尽きませんが、「Oracle OpenWorldで見てきた業務用SSD製品まとめ」でも紹介されている、 「報告書がドラフト版ということで詳しい内容は正式版を待ちたい・・・」の 報告書が出てきたようです。 この度、ホワイトペーパーとしてDELLEMCとOracleの検証結果レポートがでたのを見つけました。http://wp.techtarget.itmedia.co.jp/ (TechTargetジャパンという登録が必要なサイトです) レポート

    yyamano
    yyamano 2009/05/30
  • データベースコンサルタントのノウハウちょい見せ Oracle + SSD本の簡単な書評

    各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)やオラクル製品といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります sh2さんのブログ「Oracle OpenWorldで見てきた業務用SSD製品まとめ」にも載っている、RAM-SANというSSDがあります。 以前、yahondaさんから、ブログコメントで「Oracle RAC & Grid Tuning with Solid State Disk」という洋書があるよ。と聞いていました。このの中で触れられているのも、RAM-SANのSSDです。遅くなりましたが、このを読んでみたので概要紹介(書評)です。 序文には次のように書いてあります。 「SSDOracleのプロフェッショナルにとって重要である。な

    yyamano
    yyamano 2009/05/23
  • データベースコンサルタントのノウハウちょい見せ SSD(半導体ディスク)の商用活用の記事

    各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)やオラクル製品といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります 以前ブログに載せたSSD(シリコンステートディスク)の話では、いろいろな人からメールやら連絡をいただきました。SSDはとても期待されているなと感じました。とはいえ、まだまだPC自作ユーザーのものという印象が強いと思います。 さて、商用で使えるSSDのニュースを、Sun Microが数日前に発表しました。 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090312/326416/ このSSDは、ストレージだけでなく、APサーバー(ブレード)にも載せられるようです。「HDDに比べ最大65倍の応答速度,最大

    yyamano
    yyamano 2009/03/27
  • データベースコンサルタントのノウハウちょい見せ Oracleマニュアルの活用方法

    各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)やオラクル製品といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります たまにはOracle使いらしい内容を書きたいと思います。 今回は、私や周りのコンサルタント達のOracleマニュアルの活用方法のノウハウです。 OracleのマニュアルはOTNからダウンロードできます( http://www.oracle.com/technology/global/jp/documentation/index.html )。 ●読むとためになる・・・と噂のOracleマニュアル まず、「概要」マニュアルは初中級のOracle使いの人が読むとためになると思います。構造や用語をこれでもかと紹介してくれています。難点は、当の初

  • データベースコンサルタントのノウハウちょい見せ 文化の違いとコンピュータシステムへの影響

    各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)やオラクル製品といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります ニュースなどで文化の違い(一部、宗教の違い)を見聞きするたびに、「大変だなあ」と思いますが、今日の記事は、その文化の違いがコンピュータシステムにも影響を与えるという話です。 私の知り合いがパッケージソフトの開発をやっているのですが、その人から「世界にはこんな言語(ひいては文化)がある。」と聞きました。ほとんどイスラム世界のネタです。 ●右から左、左から右の混在 アラビア語は、基的に、横書きで右から左に書いていきます。日人も横書きをしますが、左から右ですよね? 右から左だけでも違和感がありますが、ところどころ、左から右に書いていく(表示し

    yyamano
    yyamano 2009/01/26
    さすがに今時、「単純に文章を翻訳してお終い」と思っている人はいないと思う。アイコン、色、カレンダーの話は面白い。
  • データベースコンサルタントのノウハウちょい見せ クラウドコンピューティングとミッションクリティカルシステムの相性

    各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)やオラクル製品といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります クラウドコンピューティングが流行りですが、それとミッションクリティカルシステムの相性についてのコメントです。 ミッションクリティカルシステムでは、SLAや非機能要件(機能以外の「性能、可用性、etc」の要件のこと)が重要とされます。止めてはいけない、性能不足になってはいけない、だからこそ”ミッションクリティカル”という名前になっています。リソースを掴んでいて、すぐ実行できるような状況でないと、SLAや非機能要件は満たすのが困難です。サービス自体の可用性の契約はあるようですが、諸々の品質のSLAを満たすのが苦手なのが、クラウドコンピューティン

    yyamano
    yyamano 2009/01/19
    どの程度クリティカルなのか再考してみることがポイントだと思う。
  • データベースコンサルタントのノウハウちょい見せ アーキテクチャをレビューする方法(ATAM)

    各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)やオラクル製品といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります インフラの設計をレビューする方法って、何があるのでしょうか? 多くの現場では”経験に基づいた判断”程度ではないでしょうか? 私がお勧めしているのは、ATAM(Architecture Tradeoff Analysis Method)です。「シナリオ」と呼ばれる”ある事象”においてどんな振る舞いを起こすのかを確認することで、リスクや危ない点、トレードオフなどを洗い出し、アーキテクチャの品質を確認することができます。 ATAMの解説PDF(英語)です。日語は書籍で(ピラミッドのような絵が表紙の「実践ソフトウェアアーキテクチャ」 が良いと思い

    yyamano
    yyamano 2009/01/09
    「シナリオ」と呼ばれる”ある事象”においてどんな振る舞いを起こすのかを確認することで、リスクや危ない点、トレードオフなどを洗い出し、アーキテクチャの品質を確認
  • データベースコンサルタントのノウハウちょい見せ コンサルティングを受ける際の必要条件、コンサルタントのあるべき姿

    各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)やオラクル製品といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります 今回は、私見ですが、知っているようで知らないコンサルティングを受ける際の必要条件や、コンサルタントのあるべき姿についてです。 システム構築の上流エンジニアコンサルタントと呼ぶこともありますが、そういったコンサルタントではなく、少人数で活動する、お客様の相談にのることを主業務とするコンサルタントのことをここでは”コンサルタント”と呼んでいます。 当たり前ですが、「コンサルタント != 作業者」 です。簡単に言うと、コンサルタントは知恵とノウハウを渡してくれる人であるべきであり、単価が高いけれども、品質の高いアウトプットを作る作業者(エンジニ

    yyamano
    yyamano 2008/12/20
    受け皿を用意していない現場が多い。その場合、実はコンサルを雇うよりも、経験を積んだSEやマネージャを雇うべき
  • データベースコンサルタントのノウハウちょい見せ ネタ(アンチパターン)募集

    各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)やオラクル製品といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります 数か月先のDBマガジンに「データベースのアンチパターン(続編)」の特集を書くことになりました。私の中では「アンチパターン(良く見るダメな設計)」のネタは十分にあるのですが、せっかくブログを書いているので皆様からもネタを募集したい(活性化したい)と思います。なお、ネタ(項目)だけであって、中身は私の考えで書いてしまいますので、その点はご了承ください。 ☆現時点の案(ネタの余地は、あと3,4個くらいでしょうか) OLTPなのにSQLが重い キャパシティが見積もれていない 領域監視をしていない DBリンク地獄 バッチがリランできない 外部キーに索

    yyamano
    yyamano 2008/12/20
    ネタ(アンチパターン)募集
  • データベースコンサルタントのノウハウちょい見せ セキュリティについて

    各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)やオラクル製品といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります DBを運用していると、最近は、セキュリティを守っているか?とうるさく言われるかと思います。困ってしまいますよね。セキュリティベンダーを雇うのも高くつくし・・・今日はそんな悩みの助けになるかもしれない記事です。 ●対策として何をすべきか 実際に使用するセキュリティ対策は、要件やセキュリティベンダーからの指導などにより異なりますが、ある程度は一般的なガイドがあっても良いはずです。実は、データベース・セキュリティ・コンソーシアム(DBSC) という業界団体があります。そこで検討・公開されたデータベースのためのセキュリティガイドラインと実装のための

  • データベースコンサルタントのノウハウちょい見せ 私が使うSQL文の捕まえ方&実行計画取得方法(後編)

    各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)やオラクル製品といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります 前回に引き続いてSQL文の捕まえ方&実行計画取得方法です。 その0から3は、前編に載せています。 ●その4 statspackから捕まえる 注:snapのレベルは6以上がお勧めですからね! 例:execute statspack.snap(i_snap_level=>6); この方法は、過去のある時点のSQLの実行計画を確認するために 便利な方法です。「昨日遅かった」とか、「前土曜日のバッチが 遅かった」といった調査において力を発揮します。 statspackやAWR(有償オプション)によって、過去のある時期の DB全体の稼動状況を確認でき

  • データベースコンサルタントのノウハウちょい見せ 私が使うSQL文の捕まえ方&実行計画取得方法(前編)

    各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)やオラクル製品といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります ※いただいたコメントを採用させていただきました。「 and a.sql_child_number = b.child_number」を追加しています。 今回は、私がよく使う、実行されたSQL文の捕まえ方、およびSQL文の実行計画取得方法をご紹介します。長いので前編と後編に分けます。今回は前編です。 まず、「v$sql_planから実行計画を表示する」方法を簡単に紹介し、その後、「実行されたSQL文の捕まえ方」を説明します。 ●その0 v$sql_planから実行計画を表示する。 どの方法でも大体使える、v$ビューからの実行計画の表示方法です

  • データベースコンサルタントのノウハウちょい見せ Oracle上でトラブルになっているかどうか、カッコよく切り分けるためのテクニック

    各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)やオラクル製品といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります 今回は主にOLTP系で使える、Oracleのトラブル切り分けテクニックの紹介です。 以後の説明に必要なため、まず、Oracleのアーキテクチャを説明します。Oracleには、接続処理用のリスナープロセスがあり、そのリスナープロセスが通信を受け付けて、その後サーバープロセスに引き渡します。サーバープロセスは、SQLを処理するプロセスです。SQLが処理されている間は、ずっと接続状態になっています。通常の設定(専用サーバー構成と言います)の場合、クライアント側の接続が切れない限り、対応するサーバープロセスも存在することになります。 トラブルには、

  • データベースコンサルタントのノウハウちょい見せ 統計情報のノウハウ(考え方)

    各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)やオラクル製品といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります 実行計画ってなぜ最適にならないのか? について書いてみたいと思います。 ●「実行計画のトラブル」とは? 「実行計画のトラブル」を「最適ではない(=より良い実行計画が存在する)」だと定義します。このトラブルはいろいろな理由により起こります。 実行計画とは、データの処理の仕方です。処理の仕方は何通りもあるため、最近のOracleでは、コストベースという考え方で、処理時間の指標(コスト)を計算して、「この実行計画が最短だ!」と推測します。このとき使用する情報を「統計情報」と呼びます。 なお、9iまではI/O回数ベースで判断していましたが、10g以

  • データベースコンサルタントのノウハウちょい見せ 統計情報の履歴やロックなど

    各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)やオラクル製品といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります 今回から数回にわたって、統計情報に関するノウハウを少しご紹介します。 まず初回は元の実行計画に戻すTIPSと実行計画を変動させないTIPSです。 ●統計情報履歴 まずは、統計情報の履歴です。これは便利です。 10g以降において、SQLの実行計画が悪化した場合、まずは過去の統計情報を戻すことを考えてみてください。Oracleが自動的に過去の統計情報を約1ヶ月保持しているはずです。今日の朝からSQLの性能が悪化したのであれば、昨日の統計に戻してみると改善するかもしれません。 例: SELECT * FROM DBA_TAB_STATS_HIST