ただ、とにかく自分自身に関しては、自分まで自分の敵になったら本当に悲しいから、たとえ世界中や親兄弟が敵になっても、自分だけは自分の味方でいなさいよ、とは言いたいです。それは本当に大事だと思います。そのためにも、無理にでも自分を好きになる努力をしなさいということは言いたい。(本書より) ソウルやファンクをブラック・カルチャー無しでは語れないように、ディスコやハウス・ミュージックはゲイ・カルチャー無しでは語れない。ぼくたちは知っている。デトロイト・テクノからUKインディ・ロックまでもが、さんざんその恩恵にあずかっていることを。そしてぼくたちはアントニー・アンド・ザ・ジョンソンも聴いたし、アルカのインタヴューも読んだ。『マイ・ビューティフル・ランドレット』も観た。ゲイ・クラブにも行ったし……、わかった、じゃあ、『ゲイ・カルチャーの未来へ』を読んでくれ。 『ゲイ・カルチャーの未来へ』は、日本のゲイ