ファイザー社製のワクチンは2回接種が前提で承認されています。しかし、1回接種のみでも発症や感染を70~80%以上抑制するという報告がイギリス、イスラエル、アメリカから相次いでいます。さらに1回接種後に感染したとしても、家庭内で家族に感染する割合が40から50%減少するという報告もイギリスから行われています。一方、発熱などの副反応は2回目接種の方が頻度が高いことが報告されています。一方で、ワクチン接種により出来る中和抗体(感染を防ぐ力のある抗体)の量は、1回接種のみでは個人差が大きいことも報告されています。ワクチンは中和抗体に加えて、Tリンパ球も活性化することが知られていますので、さらなる研究が必要です。 イギリスからの報告 昨年末からイギリス型変異ウイルスにより感染者と死者が爆発的に増加したイギリスでは、2回接種よりも、出来るだけ多くの国民にまずは1回接種する方針を取りました。 スコットラ