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ブックマーク / 100life.jp (76)

  • 32㎡の仮の住まい 狭さが気になったら増築すればいい

    必要最低限の面積で建てる「最初の想定ではとりあえずの仮の住まいでした」と話すのは建築家の加藤さん。1000㎡ほどもある広い敷地は不確定な要素が多かったため、敷地のどの場所にどの程度の規模の自邸を建てるかを決めるのが難しかったという。そこで、加藤さんは必要最低限のスペースのある家を、10年間程度住むぐらいのつもりでつくってみたらどうかと考えた。 「面積は約32㎡で、住宅ローンを組みたくなかったので、必要最低限の予算でキャッシュで建てました」。外構や工務店経費なども含めた総工費は約720万だったという。 奥さんの実家の敷地に建てられた加藤邸。隣には祖母の家が立つ。工費を抑えるために天井はサッシと同じ高さに抑えたが、これが床と同レベルのテラスの存在と相まって外との連続性、さらには開放感を創り出している。最低寸法からつくる建てた当時は夫婦と子ども2人の4人家族。まさに必要最低限の広さといっていいが

    32㎡の仮の住まい 狭さが気になったら増築すればいい
    yyamano
    yyamano 2022/02/07
  • 外壁・階段の仕上げはオリジナルレシピで 狭い中、あえて中央にすえた階段が生活に新たな質をもたらす

    工房と稽古場がほしい「つくりものがあるのでレーザーカッターなどの機械や道具類をちゃんと置けるような工房と稽古場のスペースがほしいというのをまずお願いしました」と話すのは翔さん。劇場などの施設計画のコンサルタントをしている翔さんは、休日にはパフォーマンス活動をしているという。工房と稽古場はそのためのものだ。 奥さんの千尋さんは「前に住んでいたマンションではそういった道具類が生活スペースを侵していたので家を建てるならきれいに片づけられる家にしたかった」という。 3階。階段が天井に突き当たっている。右がキッチンで左がリビングダイニング。各階、階段の左右でフロアのレベルが異なる。階段を真ん中に土地が狭く建築面積もそう大きくは取れない敷地での設計を担当したのは千尋さんがメンバーの一員として勤務するアーキペラゴアーキテクツスタジオの畠山さんと吉野さん。この家の最大の特徴は家の中央部分につくられた階段

    外壁・階段の仕上げはオリジナルレシピで 狭い中、あえて中央にすえた階段が生活に新たな質をもたらす
    yyamano
    yyamano 2021/12/06
  • 住まい手の感性が光る 職と住の機能を詰め込んだ“倉庫のような家”

    アトリエ倉庫と音楽スタジオを希望サウンドデザイナーの甘糟亮さんと美術装飾家のユリさんが昨年新築した家は、シルバーの細長い箱型の建物から三角形に突き出たテラスが印象的。そのユニークな外観に足を止める人も多く、「何屋さんですか?」と訊かれることもあるという。 お2人が求めたのは、“窓のない倉庫のような家”。映像制作の現場を中心に活躍するユリさんは、大量の物を収納できるスペースが必要不可欠だったと話す。 「フリーランス仕事をしているので、例えば、“女の子の部屋”“オフィス”“病院”といったさまざまなシチュエーションで使用する基的なアイテムは常に用意してあり、作品によってさらに加えたりアレンジしたりしています。そのため、その膨大なアイテムたちを収納できる倉庫が必要でした。また、撮影に使用する物をトンカチやドリルを使って製作したり、塗装したりすることもあります。近所の目を気にせず、深夜でもいつで

    住まい手の感性が光る 職と住の機能を詰め込んだ“倉庫のような家”
    yyamano
    yyamano 2021/11/15
  • 建築デザイナーの自邸 鎌倉の緑豊かな高台に建つ
居心地の良い小さな平屋

    終の住み処は手入れが楽なほうがいい鎌倉の自然豊かな小高い丘の上に建つ平屋の家。 リビングの大きな窓を開けると、広々とした明るい庭が広がる。 この家はパパスホームを設立し、現在はAtelier23.を主宰する建築デザイナーの井手しのぶさんの7軒目の住まい。 「子どもも独立し、暮らしをコンパクトにしたかったので、終の住処のつもりで小さな平屋を造りました」 土地はネットで見つけた。 「熱海や軽井沢もいいなと思ったのですが、家族や友人が居る鎌倉で土地を見つけることができました。 傾斜地と書いてあったのですが、気になるほどではなく、却って少しの傾斜は水はけが良かったです。ただ雑草が生い茂っていたので、家を建て、庭を作るためには、かなり手を入れなければなりませんでした。 犬とがいるのですが、クルマが往来する道路も近くにないですし、この環境ならのびのびと飼うことができると思いました」 床はモルタル。愛

    建築デザイナーの自邸 鎌倉の緑豊かな高台に建つ
居心地の良い小さな平屋
    yyamano
    yyamano 2021/11/08
  • 開放的なつくりの中で癒されて暮らす モノが多くても気にならず、 オン/オフの切り替えもできる家

    家づくりに際してのいちばんのリクエストは仕事場と住むゾーンを完全にわけることだったという野中さん。「家でカウンセリングの仕事をしているので、息抜きというか、ストレスがたまらないよう気持ちの切り替え、オン/オフの切り替えが完全にできるようにしたいというのがありました」 加えて、狭小地で四方を囲まれた立地のため、いかに開放感をつくるかということも設計上大きなテーマになった。仕切りを極力なくし2階の床を一部抜いて1階と連続する部分をつくったほか、大開口と中庭を設けるなどできる限りオープンなつくりにしているが、野中さんはこの中でメインのスペースとしてバスルームを考えたという。 入口側から奥を見る。専用通路の幅が足りず敷地分割ができなかったことから、実家の増築というかたちとなった。また、実家が古く耐震基準を満たしていなかったことから実家の面積の2分の1以下に収める必要があり結果的に狭小増築となった。

    開放的なつくりの中で癒されて暮らす モノが多くても気にならず、 オン/オフの切り替えもできる家
    yyamano
    yyamano 2021/11/01
  • アメリカンスタイルのリノベ自然体で楽しく暮らす広い庭付きヴィンテージハウス

    神奈川県相模原市。周囲を山や畑に囲まれ豊かな自然が残る土地に、鮮やかなスペイン瓦が印象的な平家の洋館が建っている。この家に暮らすのは、川原さん夫と幼い仲良し姉妹。以前は世田谷区に住んでいたが、2020年の7月に引っ越してきた。 「アメリカ人の男性が50年近く前に建て、大切に暮らしてきた家だそうです。住まい手を失っていたところを知り合いに紹介されたのですが、歳月を得た味わいに一目惚れして、すぐに購入を決めました」。奥さまの飛鳥さんは、運命的な出会いを振り返る。 都心ではめったにお目にかかれない広々とした敷地と、ゆったりした間取りの大きな家。中庭、温室、屋上、地下室、ガレージ、サンルームといったオプションも豊富で、豊かな暮らしが思い描けたそうだ。 「遊び心が常に刺激されて、楽しい生活になりそうだなと思いました」。

    アメリカンスタイルのリノベ自然体で楽しく暮らす広い庭付きヴィンテージハウス
    yyamano
    yyamano 2021/10/26
  • 自然と向き合うヴォールト天井の家 植物や虫や動物たちと境界なく暮らす

    石神井公園内の池に面して建てられたこの住宅の前を散歩をする人たちが途絶えることなく通り過ぎていく。多くの人がこの家をじっくりと眺めながら。中からその様子を見ていると、住宅ではあまりないだろうその光景にちょっと不思議な気分になる。 思わず視線が向いてしまうのも無理のないほど周囲の中で異彩を放つこの住宅の1階に建築家の武田清明さんの一家が住んでいる。もとは1階にお施主さんの鶴岡さんとお母様が、2階に鶴岡さんのお姉さん一家が住む計画だったという。 「実施設計が終わるという頃にお母様が亡くなられ、かつまた、鶴岡さんが長年の夢をかなえて京都に住むということになって、1階に“自分のかわりに住んでくれますか”ということになったんです」 ヴォールトの形状がそのまま特徴的な外観デザインとなっている鶴岡邸。コンクリートは洗い出し仕上げで表面には細骨材が見える。経年変化で価値が下がるのでなく汚れや風化などにより

    自然と向き合うヴォールト天井の家 植物や虫や動物たちと境界なく暮らす
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    yyamano 2021/10/04
  • 心地よい居場所が点在体感できる広さを追求したスキップフロアの家

    バイクや釣り、キャンプ、サーフィン…と多彩な趣味を持つ、デザインユニット『トネリコ』の君塚賢さん。都内有数の広さを持つ公園を有した住宅街でありながら、幹線道路や高速道路のインターチェンジも近い利便性に富んだ世田谷の地に、昨年自邸を建てた。 「十数年前からこの近くの中古マンションに住んでいました。そのときどきの生活スタイルに合わせて3回リノベーションして暮らしていましたが、子どもが大きくなったこともあり移ることに。僕は外遊びが好きなので、山や川、海へと車で出かけるのに便利なこの辺りから離れたくなかったのです。最初はマンションを探していましたが、高騰していてなかなか良い物件がなくて。むしろ土地のほうがそれほど上がっていなかったため、戸建てを考え始めたんです。希望の条件を盛り込んで戸建てを建てたらどのくらいの敷地面積が必要か、“仮の図面”を描いてみることで、30坪はないと住みたい家は厳しいという

    心地よい居場所が点在体感できる広さを追求したスキップフロアの家
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    yyamano 2021/08/23
  • 都市に住まう建築家の選択 家の中と外に、たくさんの居場所を作る

    建築家の西川日満里さん、坂爪佑丞さん、琴ちゃんが暮らす家は、西川日満里さんが共同主催するツバメアーキテクツと、設計事務所に勤務する坂爪佑丞さんの共同設計だ。琴ちゃんの誕生をきっかけに、2019年に竣工。 「自邸を設計し、実際に住んでみて気づくことがたくさんありました。たとえば大きく開いたトップライトは、1年を通して暮らしてみることでその良さと難しさの両方を知ることができます」 家は阿佐ヶ谷の賑やかな通りに面して建つ。 「都市に住むと、徒歩圏内に暮らしに必要な場所を持つことができます。週末は銭湯に行って広々としたお風呂を楽しんだり、図書館を利用したり、遊びに来た友人とすぐ近くの料理店へ足を運びます。家の外で生業が広がっているので、それらを利用し、共存しながら暮らしたいと思いました」 リビングから見上げる窓の外に、テラスに植栽した緑が広がる。吹き抜けの最上階の天窓から差し込む時間とともに変化す

    都市に住まう建築家の選択 家の中と外に、たくさんの居場所を作る
    yyamano
    yyamano 2021/08/09
  • 多くの緑とともに暮らす飽きの来ない家 ゆるやかにつながる空間と大きな開口でのびのびと暮らす

    「転校させたくなかったので同じ学区内で探したんですが、5人家族の住める広さのマンションだと駅前のタワーマンションぐらいしかなくてこれがかなり高いんですね」と話すのは高井さん。それで戸建てにすることにしたが、夫婦ともに建築出身ということもあり建売りを買うつもりはまったくなく土地を探して家を建てることになった。 それで見つけた敷地を、あるプロジェクト仕事を一緒にしたことのある建築家の久保さんにどのくらいのボリュームのものが建てられるかチェックしてもらった。 5人家族の住めるスペースが取れることが確認できたため設計はそのまま久保さんに依頼した。リクエストは一枚の要望書にまとめたが、設計者と施主との間の調整役という仕事での経験からかあまり具体的なものは書き込まずに久保さんに渡した。「いろいろあったんですが、のびのびと過ごしたいとか家族の一体感を重視したいとか。あまり家のなかで壁をつくって空間を分

    多くの緑とともに暮らす飽きの来ない家 ゆるやかにつながる空間と大きな開口でのびのびと暮らす
    yyamano
    yyamano 2021/08/02
  • 対角線上にゆるやかな階段が通る家 5匹の犬たちとともに伸びやか、おおらかに暮らす

    同郷のお2人、佐藤さんと須田さんがともに暮らすのは5匹の犬たち。この家のコンセプトにはこの犬たちの存在が大きくかかわる――コンセプトのひとつは「犬たちとともに伸びやか、おおらかに暮らす」というものだった。 この家の大きな特徴である平面の対角線上につくられた階段はこのコンセプトから導き出されたもの。設計を担当した建築家の比護さんは「最初は抱っこして上り下りするというお話だったんですが、階段にスロープを付けて犬と一緒に並んで歩けるようにしようと考えました」と話す。

    対角線上にゆるやかな階段が通る家 5匹の犬たちとともに伸びやか、おおらかに暮らす
    yyamano
    yyamano 2021/07/01
  • 元JAXA教授のセカンドライフ 人が集い、知を探求する外部空間を楽しむ家

    山田隆弘さんは定年退職を迎えるにあたり、茅ヶ崎の実家を延床面積120㎡の屋上付き2建ての新築に建て替えた。今はパートナーの小百合さんと2人で暮らしている。庭にそびえる樹齢100年程だというシンボルツリーのシイが印象的だ。「これは私が生まれた時から生えていました。父親が茅ヶ崎に引っ越してきた際に、この土地を購入して家を建てたんですよ」と山田さん。 山田さんはJAXAの教授として“はやぶさ”や“あかつき”など、宇宙を観測するための人工衛星と地上との通信を効率的にやり取りする方式を開発してきた。「仕事に必要で自費購入したが職場に大量にありました。定年が見えてきて、このたちの置き場を作らなきゃと思ったのが建て直すキッカケです」。 和風建築だった以前の家では棚を設置する十分なスペースを確保する事ができず、思い切って洋風の建物にした。 定年というライフスタイルの大きな変化から生まれた新居には、こ

    元JAXA教授のセカンドライフ 人が集い、知を探求する外部空間を楽しむ家
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    yyamano 2021/06/30
  • 里山の風景を取り込む 室内と一続きの軒下テラスが豊かな時間をもたらす

    昔ながらの里山の風景が広がる地に、自宅兼アトリエを構えた建築事務所アオイデザインを主宰する青山茂生さんと隅谷維子(ゆきこ)さん夫。これまで都心のマンションを拠点に仕事や生活をしてきたが、「自然に囲まれて暮らしたい」という2人の思いが合致。物件第一で広範囲に渡って土地を探し、この地に出会った。 「横浜市内なのですが、このあたりは市街化調整区域になっていて、市街化を抑制するエリアとして定められています。そのため里山が残っているのが私たちにとって魅力だったのです」(隅谷さん)。 焼杉張りの外壁が豊かな自然の中に溶け込んでいる。視界が開けた東側と南側には、室内の床からフラットにつながるテラスを各階に設けた。周囲と高低差があるため、まるで緑の中に浮いているような佇まいとなった。

    里山の風景を取り込む 室内と一続きの軒下テラスが豊かな時間をもたらす
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    yyamano 2021/06/21
  • インテリアスタイリストの自邸 時を超えて再会したヴィンテージハウス

    昭和31年竣工、築65年という中野区内のヴィンテージハウスに住むインテリアスタイリストの窪川勝哉さんと編集者の寿子さん。 「オーナーが替わるたびに改変を重ね、庭だった場所にはどんどん増築されて、倍以上の広さに拡張しているようです(笑)」 玄関側が元々の家。梁の向こう側は増築されたスペースなのだとか。 なんと窪川さん、若い頃にこの家を借りて住んでいたことがあるそう。 「妹と友人の3人でシェアしていました。ある時、その思い出の家が売りに出されているのを不動産のウェブサイトで偶然見つけました。とても気に入っていた家だったので、購入を決断しました。30代の頃です」 窪川さんの仕事以外の趣味といえば、日々のヴィンテージハウスと、ヴィンテージカーのリサーチ。その不動産チェックの趣味がなければ再会はなかったと目を細める。 壁際の棚は物書きだった元のオーナーが設置したものをダークな色に塗装。右の引き戸は

    インテリアスタイリストの自邸 時を超えて再会したヴィンテージハウス
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    yyamano 2021/06/14
  • ピロティと出窓でLDKが広々 サボテンとハンモックのある家で暮らす

    山口邸の敷地は小田原の海から歩いて3、4分ほど。漁港もすぐ近くに位置するこの場所は敷地近くで道路が行き止まりになっていて歩行者しか通ることができない。小田原市内で高級住宅街といわれているエリアだが、車が通り抜けできないことからか相場よりも安めで手に入れることができたという。 奥さんのみづ江さんの姉の野地さんが夫の玉井さんとともに建築家であったため、設計は姉夫婦に依頼した。敷地を見た玉井さんは「袋小路ということでネガティブに取る人もいいますが、家の脇までしか車が入ってこないので子どもを道で遊ばせていても安心だし、角地というのもいいんじゃないかと思った」という。設計者の目からすると、正面に延びる坂道のその先に丹沢の山並みが見えるのも魅力的に映ったという。

    ピロティと出窓でLDKが広々 サボテンとハンモックのある家で暮らす
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    yyamano 2021/06/07
  • 四季の移ろいを間近で感じる 自然と一体化した住まいで 生き生きと暮らす

    手になじみ、愛着のわく生活雑貨を扱う店『日用美』を営む浅川あやさん。10年ほど暮らした鎌倉を離れ、海と山に囲まれた自然豊かな小さな町、神奈川県二宮町に越してきた。 「ジャングルみたいに木々が繁った380坪の広い敷地に、築80年以上の日家屋と洋館が荒れ果てた状態で残されていました。その古い洋館に一目惚れしたんです。お店のイメージが次々に沸いてきて。私たちに作り直してもらうのを待っていたような、ここに呼ばれたような気がしましたね」と、運命的な出会いを感じたあやさん。 夫の真さんも、「窓のステンドグラスや古いパーツなどディテールにガツンとやられましてね。いまでは技術的に作れないものや貴重な素材もあったため、これは再生しなくてはいけないという使命感が沸きました」と話す。 洋館はお店のスペースとして残し、日家屋は取り壊して、住居部分を新築することに。 「家を建てるために、どうしても伐採しなければ

    四季の移ろいを間近で感じる 自然と一体化した住まいで 生き生きと暮らす
    yyamano
    yyamano 2021/05/24
  • 色を味わうリノベーション ペルシャ絨毯の美しさを贅沢に楽しむ家

    伝統的な手紡ぎ・草木染で作られるミーリー工房のペルシャ絨毯を扱う白金の日総代理店『Miri Collection』のオーナー、ソレマニエ フィニィ アミールさんは、沙莉さんとお二人のお嬢さんの家族4人暮らし。築17年の世田谷区内の建物をリノベーションし、昨年の冬に越してきた。 「実は別の新築の建売りの購入がほぼ決まりかけていたのですが、踏ん切れずにいた時に偶然見つけたのがこの家でした。の実家からも近く、築浅で広さも申し分なかったので、購入を即決しました。ラッキーな出会いでした」 ほとんど間取りは変えていないが、水漏れしていたバスルームを作り直し、壁やタイルや床材を変えて色を楽しむ家にした。 もちろん家には美しいペルシャ絨毯がいろいろな場所に敷かれている。 「絨毯はコーナーを作るように敷くのがオススメです。2階のリビングは、ソファのコーナー、カメのコーナー、ドラムのコーナーと、絨毯を使っ

    色を味わうリノベーション ペルシャ絨毯の美しさを贅沢に楽しむ家
    yyamano
    yyamano 2021/05/17
  • 満開の桜をひとり占め 愛しいものを眺めて暮らす日常を豊かにする古民家風の家

    緩やかに傾斜した桜並木が続く閑静な住宅街。権さん夫は、「豊かな自然環境で子育てをしたい」と、10年以上住んでいた横浜市の中心部を離れ、横須賀市へ越してきた。不動産業を営む友人の勧めで見に来たこの地を一目見て気に入ったという。 「この辺りは景色が抜けて、空が広くて気持ちいいというのが第一印象でした。最初に訪れたのは夏だったのですが、街路樹が桜と気づき、春には素晴らしい景色が臨めると思い、即決しました」(ご主人)。 設計は、『一級建築士事務所 秋山立花』の秋山怜史さんに依頼。家の前に植えられた2の桜の木をどう活かすかを第一に考え、家づくりはスタートした。 黒い建物から飛び出している2つの部屋は、和室と“ブックヌック”と呼ばれる小ぢんまりとした読書スペース。それぞれの部屋の窓には桜が目の前まで迫り、迫力満点の景色が楽しめる。

    満開の桜をひとり占め 愛しいものを眺めて暮らす日常を豊かにする古民家風の家
    yyamano
    yyamano 2021/04/19
  • 都心の狭小地に建つ建築家の自邸 人も猫も思い思いの場所で過ごす出窓に囲まれた5層の家

    東京都渋谷区内の駅から徒歩1分。建築家の藤貴彰さんと悠子さん夫は、1年ほど前、都心の路地に面した狭小地に自邸を建てた。7歳の息子さん、4歳の娘さん、2匹と共に暮らすその家は、八角形の箱を積み重ねたような外観が圧倒的な存在感を放っている。 「すでに建っている隣家の窓を壁でふさぐことや窓がお見合いすることは避けたかったので、敷地に対して斜めに四隅を切り、敷地の角に向かって窓を設けました。足元の設置面積は敷地面積の40%くらいに抑え、空間を作ることで光と風を確保できるようにしたのです」(貴彰さん)。 八角形という建物の形状は、通常の四角形の建物に比べ、周囲の通風・採光への悪影響が少ないことをシミュレーションによって確認したという。住宅密集地における隣家に配慮した住宅となっている。 平面は変型の八角形。360度ぐるりと出窓を設置した。チーク材のフローリングは中心を設けたユニークな張り方で、視線

    都心の狭小地に建つ建築家の自邸 人も猫も思い思いの場所で過ごす出窓に囲まれた5層の家
    yyamano
    yyamano 2021/03/15
  • 道路沿いの狭小敷地に建てた家 小さな家ながら、光を享受し開放感を感じて暮らす

    関根邸の敷地は杉並区にあり最寄りの駅は新高円寺だ。関根さんは学生の頃、高円寺で1人暮らしをしたことがあり「もし可能であればまた高円寺のあたりに住みたいと昔から思っていた」という。奥さんは関西の出身だが阿佐ヶ谷の商店街の雰囲気が気に入り、そこで、高円寺、阿佐ヶ谷界隈で土地探しをすることに。 「しかし売りに出ていたのは広めの土地ばかりで、適当なものがなかなかなかった。そうこうしているうちに、道沿いのとても小さな土地がわれわれの手の届きそうな値段で出ていたので、ここにしようかという話になったんです」(関根さん)

    道路沿いの狭小敷地に建てた家 小さな家ながら、光を享受し開放感を感じて暮らす
    yyamano
    yyamano 2021/03/01