InDesignの登場によってDTPの文字環境は大きく変化しました。20,000字以上の文字種をもち、豊富な異体字や組版機能が使えるOpenTypeフォントをフルに活用できるようになったことで、外字の必要性が減り、これまでのようなフォント管理の煩わしさも軽減しました。 ただし、InDesignも完璧なソフトではなく、注意しなければならない点も少なくありません。今回はInDesignの文字環境について見ていきます。 ユニコード入力への対応 InDesignの大きな特徴としてユニコードのサポートが挙げられます。MS-Wordなど、もっと早くからユニコードに対応していたソフトもありましたが、メジャーなDTPソフトではInDesignが最初でした。 OpenTypeフォントの豊富な文字種を使いこなすためにはユニコードへの対応が欠かせないだけに、ユニコード対応はInDesignの生命線と言っても過言