クリックして拡大する3月18日、東日本大震災の義援金を募るために台湾の赤十字とテレビ各局が行ったチャリティーイベント。馬英九総統(右から2人目)も駆けつけ、20億円以上が集まった(AP) 東日本大震災で、台湾からの義援金総額が5月上旬に約160億円(約57億台湾元)に達した。人口2300万人、平均所得が年約2万ドルの台湾から米国と並ぶ世界最高規模の義援金が寄せられたことは、社会に親日感情が根強くあることをうかがわせた。 台湾紙「自由時報」や「中国時報」などの電子版によると、馬英九総統は5日、訪台して感謝を伝えた衛藤征士郎衆院副議長に、「台湾中部大地震(1999年)や台風による豪雨被害(2009年)で受けた支援への恩返し」と説明。12日には日本への観光旅行が安全であることをPRする北海道訪問団(官民約300人)も派遣した。 義援金約1万4千円(5千台湾元)を寄せたという台北市在住の元小学校教