清少納言の有名な随筆『枕草子』が、なんだかとってもスイーツ(笑)で人間として終わっていることを、以前紹介しましたが、実は『枕草子』は真反対の方向にも人間として終わっていたりします。 今日は、そっちの方の終わりっぷりを紹介してみましょう。 どういうことかと言いますと、 まず、スイーツ(笑)とは、商業的陰謀に乗せられて軽薄な恋愛趣味と女性的嗜好を過剰に身につけしまった女性を揶揄するインターネット上の慣用語なのですが、おそらく、そのようなスイーツ(笑)の対極にあって、スイーツ(笑)と嫌悪しあっている人種として、いわゆるオタクを上げることが出来るでしょう。 で、オタクは、敢えて偏見混じりで大ざっぱに言えば、家にこもって漫画とかアニメとかゲームとか、そこに出てくるキャラクターとか、虚構の世界に没入し愛情注いでいる人たち。そういうわけでなんで、せっせとお出かけして恋愛なる性欲処理に興じているスイーツ(
赤松健という漫画家を御存知でしょうか。「ラブひな」「魔法先生ネギま!」といった作品で人気を博している人です。いずれも色々なタイプの美少女が登場して主人公が一種のハーレム状態になるという点で共通しています。特に「ラブひな」はオタクにこびて中身が無いといった批判を浴びたりしても不思議はない作風。しかし赤松先生、全て承知の上で意図的にやっておられるようです。 「リクィド・ファイア」(http://www1.kcn.ne.jp/~iz-/index.html)より 「赤松健発言集1:『大衆娯楽』」(http://www1.kcn.ne.jp/~iz-/man/akamatsu/sayings01.htm) 上のサイトで娯楽文化に関する赤松先生の発言が掲載されていますが、それによれば「哲学的に内面描写をする作品よりも、面白さを重視した作品を作りたい」と考えておられ「まず利益を上げることが大切だ」とい
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