【ソウル=共同】韓国の民間運営の対北朝鮮ラジオ、開かれた北朝鮮放送(電子版)は28日までに、北朝鮮の延坪島砲撃に対する韓国軍の応戦射撃によって、朝鮮人民軍兵士5人が「戦死」したと同軍内で発表があったと報じた。北朝鮮内の消息筋の話として伝えた。北朝鮮側の死傷者については、北朝鮮の政府関係者が「4人が死亡した南朝鮮(韓国)の何倍もの規模だった」としていることが明らかになっているが、詳しい
【ソウル=竹腰雅彦】韓国与党ハンナラ党の金武星(キムムソン)院内代表は2日の党会議で、北朝鮮による延坪島砲撃に対し、韓国軍が同島から反撃のため発射した自走砲の砲弾80発のうち、衛星写真で着弾点が確認されたのは45発で、残り35発は海に落ちたと明らかにした。 北朝鮮は延坪島に砲弾170発を発射。韓国軍の反撃は半分以下だったが、うち約半数が届かなかったことになる。 聯合ニュースによると、金氏は着弾した45発のうち14発を写真で確認した結果、標的の北朝鮮砲台には1発も命中せず、いずれも周辺の田畑に着弾したと指摘。軍が着弾地点の半径50メートルを「廃虚にできる」と報告していた砲撃の威力についても、「田畑が少し乱れた様子しか確認できない」とした。韓国メディアは、北朝鮮にも相当の打撃を与えたとする当局の説明は「疑問だらけ」と報じており、事件への対応をめぐる李明博(イミョンバク)政権への風当たりはますま
黄海で28日から実施される米韓合同軍事演習を前に、韓国国内では緊迫した空気が張りつめている。 李明博(イミョンバク)政権に対し、北朝鮮への弱腰姿勢が砲撃を呼び込んだとの批判がある一方で、今の強硬路線を不安視する声も上がっている。北朝鮮から約700砲の長射程砲が首都ソウルに照準を合わせている事実があるからで、「戦争回避」を求める声も少なくない。 ◆交戦規則見直し◆ 「金正日(キムジョンイル)、金正恩(キムジョンウン)父子に必ず報復してやる」 延坪島砲撃で死亡した韓国海兵隊延坪部隊所属の兵士2人の海兵隊葬終了後、同僚兵士はテレビカメラの前で、怒りを爆発させた。 韓国政府は米国との合同軍事演習の実施に加え、北朝鮮の武力挑発に効果的に対応するための韓国軍の交戦規則の見直しなどを決めた。盧武鉉(ノムヒョン)政権下の2004年以降、中断していた南北軍事境界線近くでの風船による金正日政権批判のビラ散布も
競技場のスタンドには砲撃の跡と見られる穴があった=26日午前9時16分、韓国・大延坪島、越田省吾撮影 【ソウル=牧野愛博】北朝鮮軍が大延坪島(テヨンピョンド)を砲撃した際、多連装ロケットも使ったことで、韓国世論が激高している。多数のロケットが一度に広範囲な地域に着弾、大きな被害を与える兵器だ。韓国国防省は「ソウル首都圏への奇襲的な大量集中射撃も可能」とみており、市民の衝撃は大きい。 与党ハンナラ党議員が25日、同島から持ち帰ったロケット弾の残骸(ざんがい)を公開。「北への支援が、ロケットになって返って来た」と怒った。26日付の韓国主要朝刊各紙も1面で「大量殺傷用」(朝鮮日報)などと強く非難した。 軍事筋によれば、多連装ロケットは低い命中精度をカバーし、敵に反撃の余裕を与えない効果がある一方、必要以上の範囲を攻撃する可能性がある。韓国政府も「無差別攻撃」と非難している。 一方、在韓米
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