スペイン・カタルーニャ州首相が退陣、新政権発足へ
１月１０日、スペイン・カタルーニャ自治州で、州の独立を掲げる新政権が発足することになった。退陣するマス州政府首相（左）を労う後任のプチデモン市長、バルセロナで撮影（２０１６年 ロイター／Albert Gea） ［マドリード １０日 ロイター］ - スペイン・カタルーニャ自治州で１０日、州の独立を掲げる新政権が発足することになった。カタルーニャ州では昨年９月の州議会選挙後、スペインからの独立を目指す政党間の対立から新政権を発足できない状態にあり、９日までに合意できなければ再選挙を実施することになっていた。 カタルーニャ自治州の独立運動を主導してきたマス州政府首相は９日、退陣する意向を表明した。後任にはジローナ市のプチデモン市長が指名された。これにより、マス氏続投に難色を示してきた急進左派政党、民衆統一候補（ＣＵＰ）が新州政府へ協力することで合意した。
カタルーニャ議会、新たな州首相を選出 内部対立に終止符
スペイン北東部カタルーニャ自治州議会で、州首相選出投票を前に演説するカルレス・プチデモン氏（2016年1月10日撮影）。(c)AFP/LLUIS GENE 【1月11日 AFP】（訂正）スペイン北東部カタルーニャ（Catalonia）自治州の議会は10日、新たな州首相にジローナ（Girona）市長のカルレス・プチデモン（Carles Puigdemont）氏（53）を選出した。内訳は賛成70票、反対63票、棄権が2票。 カタルーニャでは昨年9月の州議会選挙で独立派の主要政党連合が勝利して以来、州首相の人選をめぐる内部対立が続いていたが、先週末になってアルトゥル・マス（Artur Mas）州首相が退陣を表明しプチデモン氏を後任に指名したことで、再選挙の事態は土壇場で回避された。 筋金入りの独立派一家出身のプチデモン氏が、州首相として組閣に臨む。 しかし、中央政府のマリアノ・ラホイ（Maria
カタルーニャ州、再選挙以外の選択肢ない＝スペイン首相
［マドリード ５日 ロイター］ - スペインのラホイ首相は５日、カタルーニャ自治州で新政権樹立がとん挫したことを受け、同州での再選挙以外の選択肢はない、との考えを示した。 同自治州では９月の地方選で独立派が勝利したものの政党間での調整が難航、新政権が樹立しておらず、１月９日までに州首相を選出できなければ再選挙となる。 ラホイ首相はラジオで「今後５日間で何が起こり得るか全く分からない。（州議会第１党を率いる）マス暫定首相は独立志向を取り下げるべきだと考えるが、そうなる可能性は低く、再選挙以外に方策はない」と述べた。 ラホイ首相はまた、１２月２０日の総選挙を受けた新政権樹立に関しては、首相候補から降りる考えはないと語った。 さらに、首相が率いる国民党と社会労働党との間には、相違点よりも共通点の方が多い、と指摘した。 ＊内容を追加しました。 私たちの行動規範：トムソン・ロイター「信頼の原則」
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