カザフスタンのこちらの記事によれば、ヨーロッパのEurobserverというサイトに、ユーラシア経済連合が中国のシルクロード構想によって掘り崩される恐れがあるという趣旨の論考が掲載された由である(執筆者はシーブレン・デ・ヨングという人物)。ただ、私がEurobserverをざっと眺めてみたところ、どれがその論考なのか、突き止めることができなかった。ともあれ、紹介記事によれば、以下のような要旨ということである。 ユーラシア経済連合にウクライナを引っ張り込むことに失敗してから2年が経ち、加盟国たちは、自分たちが加盟したことをすでに後悔し始めている。ユーラシアが求心力を失っている一因は、ウクライナ危機に際するロシアの振る舞いが、他の加盟国および加盟候補国に警戒感を招いた点にある。ロシアが他国をユーラシアに加盟させようとしているのは、それらの国の加盟を真に望んでいるのではなく、反対側の陣営を選択し