タグ

ブックマーク / www.hanmoto.com (61)

  • 竣介ノ線 鳴海 章(著/文) - 集英社

    紹介 音を失った。 でも、僕には線があった。 色があった。 作家生活30年超、円熟期を迎えた著者が画家・松竣介と出会い、彼を通して創作の意義と向き合った意欲作。 画家、松竣介。 30代で早世し寡作ではあったが、遺した作品は特別な存在感を放つ。 聴覚を失った少年期、兄の導きで上京、画家を志し、多くの仲間と出会った青春期。 そしてある女性との運命的な出会い。 竣介の生涯を追いながら、評伝ではなく小説として書くことで、物語は執筆者自身、ひいては全創作者の物語へと昇華する。 ものを作り、それで生きていくことの意味と正面から向き合った意欲作。

    竣介ノ線 鳴海 章(著/文) - 集英社
    Guro
    Guro 2024/06/20
  • 山の観光史 高嶋修一(著/文) - 日本経済評論社

    紹介 ガチ登山じゃなきゃ、ダメですか? 登山鉄道、ケーブルカー、ロープウェイ、リフト、ドライブウェイ… 大衆社会のツーリズムが日の山を切り拓く。 「誰でも登れる」山岳観光史への招待。 目次 目次 はじめに 「誰でも登れる」山の観光 第1 章 アルピニズムと登山の近現代 1.近代登山の流入 2.アルピニズムの受容 3.板ばさみのアルピニズム 第2 章 ケーブルカーと登山 1.ケーブルカーで楽な参詣 2.楽じゃないケーブルカー経営 第3 章 箱根山の鉄道と道路 1.箱根山の開発と交通網 2.箱根の有料道路建設をめぐって 第4 章 植民地ツーリズムと朝鮮金剛山 1.金剛山の観光開発 2.鉄道による金剛山直通 第5 章 「健全なる」戦時の旅行 1.戦時ツーリズムと青年徒歩旅行 2.戦時の旅行とモダニティ 第6 章 電源開発と立山黒部アルペンルート 1.戦前・戦中の電源開発と観光 2.戦後の「国土

    山の観光史 高嶋修一(著/文) - 日本経済評論社
    Guro
    Guro 2024/06/18
  • 青春18きっぷで行こう '24~'25 JTB時刻表 編集部(編集) - JTBパブリッシング

    初版年月日 2024年7月1日 書店発売日 2024年6月18日 登録日 2024年6月1日 最終更新日 2024年6月22日 紹介 【青春18きっぷの旅に便利なプランガイド最新版】 1枚でJR線全線の普通・快速列車自由席に乗り放題となる「青春18きっぷ」は、夏・冬・春の期間限定で設定される、JRお得きっぷの代表格です。名称に「青春」とありますが、年齢は不問。人それぞれの使い方で鉄道旅が楽しめます。 書は全国各地のJR線で「青春18きっぷ」ならではの旅を満喫できるモデルプランを豊富に紹介しています。プランは日帰り、1日、あるいは宿泊も含め、鉄道旅をじっくり楽しめるもの、あるいは沿線の観光やグルメも楽しめるものなど、多彩に用意しました。乗継ぎなどの詳細情報はもちろん、通常の乗車券での料金に対していくらお得になるのかも示してあります。 さらに「青春18きっぷ」の基的な使い方や各地のフリーパ

    青春18きっぷで行こう '24~'25 JTB時刻表 編集部(編集) - JTBパブリッシング
    Guro
    Guro 2024/06/18
    確かに書影が落ちてる。他のサイトでは見えてる(残ってる)のに。本日6月18日発売予定。(18きっぷそのものの今夏の発売発表がまだなされていない件)
  • 地図で見る渋谷東のあゆみ 南塚 信吾(編著) - アルファベータブックス

    初版年月日 2024年5月27日 書店発売日 2024年6月7日 登録日 2024年5月8日 最終更新日 2024年6月5日 紹介 「渋谷東」の人々のあゆみを、江戸時代から「地図」でたどる!! 「渋谷東」は、現在の山手線の内側、北は「穏田神社」、南は「氷川神社」、東は青山学院までの地域を指す。「地図」をよく見ていくと、その時代の「渋谷東」の村や町、そこでの人々の生活が偲ばれる。そして時代を追って、「渋谷東」が少しずつ変化していく様も想像することができる。 渋谷二丁目17 地区市街地再開発組合「渋谷アクシュ(Shibuya AXSH)」竣工記念出版‼ 目次 Ⅰ江戸時代の渋谷東 1.「渋谷」の初出:上渋谷村・下渋谷村 2. 上、中、下渋谷村 3. 渋谷宮益町 4.『江戸名所図会』に出る渋谷 5.幕末の渋谷 Ⅱ明治期の渋谷東 1.東京府豊島郡時代の渋谷村 2.東京府南豊島郡時代の渋谷村 3.東京

    地図で見る渋谷東のあゆみ 南塚 信吾(編著) - アルファベータブックス
    Guro
    Guro 2024/06/07
    これは買わないと でも版元がなあ
  • 鎌倉のカフェ ヴィヴモン ディモンシュの30年 カフェ ヴィヴモン ディモンシュ(編集) - KADOKAWA

    紹介 ●コーヒーのこと ●焙煎のこと ●パフェ誕生秘話 ●パフェいろいろ~パフェディモンシュ、ディモンシュDeath、プリンパフェ、プリマヴェーラ、ミントミルクティーパフェ、レモンシュ、マンゴーパフェ、いちじくパフェ など ●ゴーフルのこと~おうちで作るプレーンゴーフル など ●オムライスとムケッカ ●愛される定番もの ●スペシャル対談~堀内隆志、千佳、ロミミエ ●ディモンシュのクリスマス ●母との二人三脚 ●マスター堀内隆志を形成してきたもの ●堀内千佳を形成してきたもの ●マスターの課外活動~名水ハンター ●堀内隆志と堀内千佳、ふたりを作ってきたもの~みさわという家族、プロレス、コーヒーミル、コーヒーグッズ など ●30年という日々の中で~メニュー、看板、フリーペーパー、コースター今昔、ナプキン、語学講座 など ●Goods30年の歴史~Tシャツ、マグカップ&グラス コーヒーグッズ、バ

    鎌倉のカフェ ヴィヴモン ディモンシュの30年 カフェ ヴィヴモン ディモンシュ(編集) - KADOKAWA
    Guro
    Guro 2024/06/04
  • 社会人のふりをするために固定費3万9千円で始めた「ひとり出版」のいま (学而図書 笠原 正大) | 版元ドットコム

    はじめまして、学而図書(がくじとしょ)の笠原と申します。法人化していないので「出版社」と言えないことが残念ですが、2021年4月に個人事業として学而図書を立ち上げ、以来、ひとりで出版業を営んできました。横浜の妙蓮寺という駅にあるシェアオフィスの一室(広さ2.5㎡)で、今日もささやかに活動しています。 ずっと愛読してきた版元日誌に、こうして自分も寄稿できて光栄です。この次の順番が回ってくるまで生き残っている自信がありませんので、この機会に、私が出版の世界に飛び込んだ経緯をお話しさせてください。あまり胸を張ってお伝えできない部分も、包み隠さず書き残しておきたいと思います。 学而図書は、身体を壊して社会からドロップアウトした私が、全ての責務を放り出し、ただ一つ、どうしても形にしたかった私家版を制作するためだけに設立された事業です。この事情から、経費の削減を最重視した設計になっており、創業当初の固

    Guro
    Guro 2024/06/03
  • 街の書店が消えてゆく - 創出版

    初版年月日 2024年5月24日 書店発売日 2024年6月1日 登録日 2024年4月17日 最終更新日 2024年6月4日 紹介 カラーグラビア 八重洲ブックセンター店の最終日、阿佐ヶ谷駅前の閉店から再開、クレヨンハウス移転、他 《第1章》書店現場からのメッセージ 減少が止まらない書店が生き残る道は   石井和之[日書連理事・事務局長] 「BOOK MEETS NEXT」の取り組み     松木修一[JPIC専務理事] 「木曜日は曜日」キャンぺーン     小川頼之[東京都書店商業組合常務理事] 作家の立場からの書店への取り組み    今村翔吾[作家] 営業終了や建て替えなど、大型書店が迎えた時代の区切り 書店とコミュニティ           福嶋 聡[ジュンク堂書店難波店店長] 《第2章》各地の街の書店を訪ねて 苦境の中で模索する街の書店の独自の取り組み 長岡義幸 閉店を惜しま

    街の書店が消えてゆく - 創出版
    Guro
    Guro 2024/06/03
  • アクセシブルブック はじめのいっぽ ~見る本、聞く本、触る本~ 宮田和樹(著/文) - ボイジャー

    目次 はじめに 第1章 アクセシブルブックって何だろう? 1-1 見られないから、聞く――全盲または見ることが難しい人のための聞く 1-2 見られないから、触る──全盲の人のための点字の 1-3 読めないから、読める形に──読字障害、発達障害のある人のための 1-4 読みやすく、わかりやすい形に──LLブック 1-5 さまざまな触感を楽しむ──布の絵 1-6 見えにくいから大きくする──拡大写、大活字 第2章 読書を心地よく楽しむための社会背景とその変遷 2-1 「読書バリアフリー法」とは何か 2-2 読書バリアフリー法制定の背景 2-3 日での障害者サービスの変遷 2-4 現在の課題と、解決への提言 2-5 「の飢餓」の解消に向けた取り組み 2-6 マルチメディアDAISYの作り方 2-7 マルチメディアDAISYの課題 第3章 アクセシブルブックを増やすためには? 3

    アクセシブルブック はじめのいっぽ ~見る本、聞く本、触る本~ 宮田和樹(著/文) - ボイジャー
    Guro
    Guro 2024/05/31
  • もっと調べる技術 小林 昌樹(著) - 皓星社

    紹介 「調べることを仕事にしてきた人だけが知っている、 ググるだけでは得られない情報の手に入れ方。 情報が氾濫する現代において、 求める情報を着実に、迅速に手に入れるための調べ方を身につけることは、 一生ものの財産になります。」 (牟田都子 校正者・『文にあたる』著者) 検索スキルを上げたい全ての人へ! の探し方、人(現代人・アイドル)や言葉(流行りすたりや来歴)の調べ方、無料のWEBツール国会図書館サーチ、国会図書館デジタルコレクション)の使い方などを分かりやすく解説。ネット情報源を活用した「調べ方」の教科書、待望の続編!! 図版多数、索引付き。 皓星社メールマガジンで連載されたWebコラム「大検索時代のレファレンス・チップス」を単行化。第1講「NDLデジタルコレクションは国会図書館DXである」、第2講「国会図書館にないを探す法」に加え、コラムを書き下ろし。 目次 書の使い方

    もっと調べる技術 小林 昌樹(著) - 皓星社
    Guro
    Guro 2024/05/31
  • 鷗外の花 青木宏一郎(著/文) - 八坂書房

    紹介 森鷗外の趣味はガーデニング! 『舞姫』で有名な明治・大正期の文豪 森鷗外の著作には、400種以上の植物が登場する。だが、彼の趣味格的なガーデニングであったことはあまり知られていない。 無類の花好きであった鷗外は、自邸の庭に花園を作り、四季折々の草花や、当時としては珍しいヒヤシンス、ダリア、ナスタチウムなどのモダンな植物、家族で楽しむイチゴなどを丹精込めて育てた。 庭仕事は、小説家・翻訳家さらには陸軍軍医として、多忙を極める鷗外が、心を癒やし整えるための大切な時間だったのだ。 全著作に記された1500余の植物名を読み解き、鷗外の愛した花に迫る渾身の書! ★植物写真多数掲載★ ★鷗外作品に現れる植物一覧付★ 目次 第一章 心を治す植物とのふれあい 日記に見える「園を治す」とは/『田樂豆腐』から『興津彌五右衛門の遺書』への葛藤/心を治した「園を治す」/『園芸小考』の自然景観論 第二章 

    鷗外の花 青木宏一郎(著/文) - 八坂書房
    Guro
    Guro 2024/04/23
  • なぜ紙の書籍が売れなくなったか――中国の書籍販売事情 (行舟文化 張克溯) | 版元ドットコム

    昨年、私事で中国上海に一時帰国した。用事をすべて済ませてから、学生時代によく通っていた「上海書城」へ行ってみようと思った。「上海書城」は中国でも最大級の書店であり、屋がいっぱい並んでいて文化的雰囲気が濃いということで「文化一条街」とも呼ばれる「福州路」にある。 場所は二十年前と変わらずすぐに見つかったが、入ってみるとまず驚いたのは天井の高さだった。いつの間にかリニューアルされたのか、目視で5メートル以上もあるのではないか。しかしそれ以上驚かされたのは、床から天井まで目いっぱいに取り付けられている書棚だ。書棚にはが詰めるだけ詰めてあるため、大人でも半分以上のを取り出すことができないわけだ。そんな壮絶な光景を眺めながら、感心というよりそれがおかしいと思った。もうただの展示会のようなところになってしまい、書店としての機能は失われかけているのではないか、と。 そして、中国では実書店でを買う

  • 取次口座の挫折とセレンディピティ (あさま社 坂口 惣一) | 版元ドットコム

    こんにちは。「あさま社」代表の坂口惣一と申します。 あさま社は、2021年に長野県軽井沢町を拠点として創業した新しい出版社です。 社員は代表である私ひとり。 これまで2冊のを出しています。 1冊目は、『子どもたちに民主主義を教えよう』。 2冊目には、『じぶん時間を生きる』を出しました。 私自身、都内の出版社に書籍編集者として10年ほど勤務していました。2020年の3月、ちょうどコロナの緊急事態宣言が出される直前に縁あって軽井沢へ移住。そこから1年ほど内省の期間を経て、21年1月に創業を果たしました。 なぜ起業したのか。 よく聞かれる質問です。ただ、これに答えるのは私自身の言語化も追いついておらず、文字数もかかってしまいそうです(そして原稿の締め切りも大幅に過ぎてしまっております)。 そこで弊社のような中小出版社の方が読まれる「版元日誌」の特性を鑑み、少しでもお役に立てる内容として「営業・

    Guro
    Guro 2023/07/31
    すまん違うところに着目した。かざこしかー“娘の通う軽井沢の学校の「評議委員(外部有識者)」の役を務める、英治出版の社長(原田英治さん)”
  • あの日・あの時のWebページがそこにある理由 (ボイジャー 鎌田 純子) | 版元ドットコム

    電子書籍といえば、みなさん、EPUBファイルを制作して、アマゾンや紀伊國屋書店などのオンライン書店で販売するもの、とわかっていらっしゃるでしょう。でもそのEPUBが日語対応したのは2011年のことで、とても日が浅いのです。またオンライン書店で売るためには書誌情報が重要だ、ということも理解されていると思います。そしてほとんどの出版社で自社のWebページを作り、書籍のPRをなさっていると思います。 でも、これは10年か20年の間にあたり前になってきたものです。いつの間にか、私たちの社会に入ってきたものなのです。 私が運営する株式会社ボイジャーは電子書籍リーダー開発と電子出版を生業としています。私たちも電子書籍データを末長く、販売するためにずいぶんと荒波に翻弄されてきました。 自社のWebページもそうです。常にサービスの情報を書き換え、スマホが登場したあとはレスポンシブという概念を取り入れ、う

  • カラー版 パブリックアート入門 浦島茂世(著/文) - イースト・プレス

    紹介 タダで観られるけど、タダならぬアート=パブリックアートの世界! 前にあるブロンズ彫刻や、広場におかれた立体オブジェ……ふだんなにげなく目にしている街角のアレって、どうしてそこにあるの? このは、日常風景に埋めておくにしてはもったいない街角アート=パブリックアートの歴史と魅力を紹介するガイドだ。パブリックアートを知ると、街を歩くことがもっと楽しくなる。さあ、パブリックアートをめぐる旅にでかけよう! 目次 はじめに 第1章 六木の巨大なクモのナゾ きらめく再開発都市に鎮座する クモの意外な事実 波乱万丈な作者の人生 クモからわかる、森ビルの意気込み あらためて考えると不思議な存在 第2章 日はパブリックアート大国 作品の歴史がわかれば尊く見えてくる 公共事業から生まれたパブリックアート 日で独自に発展、「顕彰」のための像 渋谷だけでもたくさんの作品がみられる “狙い”がこめられた

    カラー版 パブリックアート入門 浦島茂世(著/文) - イースト・プレス
    Guro
    Guro 2023/03/15
  • 「新しい公共」とは何だったのか 宮川 裕二(著/文) - 風行社

    紹介 2009年に民主党政権が高々と掲げた《新しい公共》。しかし同類の言葉はその10年以上前の自民党政権以来ビジョンとして謳われていた。書ではこれら全体を、フーコーに始まる《統治性》研究の手法によって分析する。 目次 第一章 序論──「新しい公共(空間)」政策言説への視座 第二章 統治性/統治性研究とは何か 第一節 統治性研究についてのイントロダクション 第二節 統治/統治性とは何か──その概念と系譜について 第三節 司牧制から国家理性にもとづく統治へ 第四節 自由主義統治性について 第五節 新自由主義統治性について 第六節 ロールバック新自由主義/ロールアウト新自由主義について 第七節 二〇一〇年代の統治性について 第八節 小括 第三章 統治性転換と「新しい公共」概念の諸類型 第一節 統治性転換という観点からの「新しい公共」概念の類型化 第二節 ロールバック新自由主義の「新しい公共」概

    「新しい公共」とは何だったのか 宮川 裕二(著/文) - 風行社
    Guro
    Guro 2023/03/13
  • 2月18日 イベント「その著作権、エセじゃないですか?」 | 版元ドットコム

    2023年2月18日18:00より 対談イベント「その著作権、エセじゃないですか?」を開催いたします。 視聴には事前登録が必要です。下記登録urlよりお申し込みください。 ———————————- 「その著作権、エセじゃないですか?」 友利昴(作家)×沢辺 均(版元ドットコム) ———————————- 2023年2月18日(土)18時~ オンライン(ウェビナー)開催 こちらから事前登録する: https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_cL_LgVzETeWyIr9X7lKj1A ご登録後、ウェビナー参加に関する確認メールが届きます。 「その著作権、エセじゃないですか?」友利昴(作家)×沢辺 均(版元ドットコム) 私たち出版業界はコンテンツの権利を権利者と合意して主に商業利用している。また、そうして作られた書籍・コンテンツも著作権として保護され

  • 思うこと (東海教育研究所 諸星 安紀) | 版元ドットコム

    数年前まで版元ドットコムの友会に参加させていただいていた。縁あって、転職し、改めて版元ドットコムのお世話になることになった。 一昨年まで、某大学の学術専門書の版元にいて、専門書の営業をしていたが、その版元が収益事業から教育付随事業に事業形態の変更をすることになり、学内の出版に限定した事業に変わった。これまで刊行した学外の著者の書籍について、大学と関連のある転職先の版元で、委託を受け、それらの書籍の処理を検討することになった。品切れ重版未定や出版契約期限の更新時期が迫っているもの、受託商品の契約解除及び在庫の除却等。学外著者の採用品や売行き商品、シリーズ物の継続刊行も検討している。しかし印税の支払い、取次の掛け率の違い、株式会社としての刊行基準を当てはめて考えると、刊行することが難しい書籍が殆どである。採算が合わなければ、刊行中止が当然だと思うが、学術的に貴重な書籍や多くの読者がついていた売

  • かめれおん日記 中島敦(著/文) - 灯光舎

    紹介 体価格1700円+税 B6変形(123mm×183mm) 上製 ISBN:978-4-909992-50-5 小品をもって、作者や作品との出会い、との出会いの場へと誘う「灯光舎 のともしびシリーズ」第3弾は中国の古典世界を材にした『山月記』や『李陵』などを描いた作家・中島敦の作品3編をお届けします。 パラオ滞在中に出会った島民の女性をユーモラスに親しみあるまなざしで描いた「マリヤン」、ある南の島に伝わったとされる昔話を題材に描いた「幸福」、そしてタイトルとなった「かめれおん日記」を収録。自身の望まぬ環境と喘息の持病に悩むある教師が、突然生徒から渡されたカメレオンを飼育することになる。その珍奇な小動物の観察から、「自身への呵責と省察」が思索的に展開し、現実と内面の世界を往還する。環境に適応できずに衰弱する「かめれおん」と何とか今の状況から脱却を試みる人間が鮮明に描かれる。 南島の

    かめれおん日記 中島敦(著/文) - 灯光舎
    Guro
    Guro 2021/12/21
    “また、中島敦の妹・折原澄子氏によるエッセイ『兄と私』を収録。兄・中島敦との想い出と人柄をていねいに描くみごとな文章も必見。”
  • コロナ下の不謹慎な日常 (石風社 福元 満治) | 版元ドットコム

    前言翻しアマゾンと直取引 前回の「版元日誌」(2019年3月27日)に「『感じのいい』アマゾンのことなど」と、アマゾンとの直取引の折衝について書いている。 そこにはアマゾンの担当者の「感じのいい」売り込みと(多分折衝専門のプロだったんでしょうね)、地方小出版流通センターとの付き合いの「義理」もあるからと、直取引を断った経緯などについて記している。 ところが、その半年ほど後にアマゾンと取引を始めたのである(もちろん地方小には断りを入れた)。理由は様々あるが、直取引をしないとトラブルが発生していて、それが面倒だったことがまずある。在庫はあるのに絶版にされたり、新刊なのに業者に高値で古にされたりするアレである。 そのこともあるが、これまで小社は書店の訪問営業をやらず、原則として注文のみでやってきた(書店さんへはFAXで書籍情報掲載の注文書を送っている)。つまり委託をしないので、小社のは書店店

    Guro
    Guro 2021/10/28
  • 独立系書店の新刊予約また既刊本の《これからの》流通を語る討論会 | 版元ドットコム

    2021/10/05 #これからの出版流通 独立系書店の新刊予約また既刊の《これからの》流通を語る討論会10月5日(火)19:30〜 無料公開 リアルタイム配信のみ、アーカイブなし 登壇者(50音順) 磯上竜也(toibooks) 内沼晋太郎(ブック・コーディネーター) 鎌垣英人(楽天BN) 久禮亮太(フリーランス書店員) 関口竜平(屋lighthouse) 司会 小林えみ(よはく舎/版元ドットコム組合員社) 主催 版元ドットコム 話題共有用ハッシュタグ #これからの出版流通 先日、ある人文書の新刊予約について、独立系書店のあいだで「予約の数が入荷しない」ということが提議され、話題となりました。 出荷数の問題は古くからありましたが、大手取次を通しての出荷は改善がされてきているものの、今回のケースは「大手取次」を通さないいわゆる「独立系書店」で起きたこととして、同じ問題でありつつ、細かく

    Guro
    Guro 2021/09/30
    “ 先日、ある人文書の新刊予約について、独立系書店のあいだで「予約の数が入荷しない」ということが提議され、話題となりました。”