2007年09月27日16:00 カテゴリ書評/画評/品評Media 書評 - 大人が知らない携帯サイトの世界 献本御礼、それも第2回モバイル勉強会の打ち上げの席で。 大人が知らない携帯サイトの世界 佐野正弘 同時に、紹介が遅くなったことをお詫びする。なぜなら、本書は同じくマイコミ新書 から出ている「書評 - モバゲータウンがすごい理由」以上に、ケータイ世代の心証に肉薄した本であるからだ。不覚にも私は「モバゲータウンがすごい理由」故に本書評に[あとで書く]タグを付けてしまったので。 本書「大人が知らない携帯サイトの世界」もまた、「モバゲータウンがすごい理由」と同じくケータイサイトに関して考察した本なのだが、実は視点が正反対になっている。 404 Blog Not Found:書評 - モバゲータウンがすごい理由 本書、「モバゲータウンがすごい理由」は、DeNAの稼ぎ頭、モバゲータウンだけで
2007年09月22日13:00 カテゴリ書評/画評/品評Code 書評 - この国が忘れていた正義 凄本。 この国が忘れていた正義 中島博行 スゴ本、ではなく。 本書「この国が忘れていた正義」は、江戸川乱歩賞を受賞した作家にして弁護士である著者が、日本における刑罰の現状の問題を指摘した上で、今後刑罰はどうあるべきかを説いた本。それは、以下の一言に集約することができる。 懲らしめから償いへ。 目次 プロローグ 女性検事の「太腿」事件 正義はこうして実現した 国家プロジェクト「快楽殺人者の更生計画」 犯罪者の更生改善は幻想 コロンバイン高校銃撃犯は更生プログラムの優等生 「治療(メディカル)モデル」 アメリカン・ドリーム 「正義(ジャスティス)モデル」 死刑モラトリアム -- あらたな死刑「停止」運動 保守派の再反撃 性犯罪者対策・去勢と監視 犯罪者福祉社会の「更生モデル」 百年前の正義 人
今年のNo.1スゴ本! …というか、戯曲。緊迫した展開と最後に用意されたどんでん返し。サクッと読めてゾクッとした150頁たらずの小編だが、自信をもってオススメできる。 舞台は裕福な家庭、娘の婚約を祝う一家団らんの夜。そこに、警部と名乗る男が訪れて、ある貧しい若い女性が自殺したことを告げる。そして、その自殺に全員が深くかかわっていくのを暴いていくが… 場所は、団らんの居間のみ。派手なアクションも大仰なセリフ回しも一切無し。新訳がまた上手いんだ。削ぎ落とされた言葉の向こうに、胸がつぶれるほどの感情が取れる。山場では、気持ちがダイレクトに伝わってくる、まるで、舞台の上の表情を見ているかのような気にさせられる。 しかも、前半の前触れがいい。会話の端々に危うさがナイフの腹のように光っている。和気あいあいとした中に、読み手はなにか落ち着かなさを感じる。ひょっとして伏線なのかなぁ…と思うこと二度三度 ←
本書は、Rubyによる開発経験を持つ読者を対象に、プログラミングのテクニックをまとめたレシピ集である。テーマごとに章立てしているので、自分の行いたいことを目次で探して、答えを見つけ出すことができる。本書日本語版では「コードブロックと反復処理」や「リフレクションとメタプログラミング」、「データベースと永続性」や「マルチタスクとマルチスレッド」など、他では情報を見つけにくいテーマを集めて再構成しており、すでにRubyを活用している開発者にとって価値のある内容になっている。Rubyでできることをさらに広げたいRubyプログラマに必携の一冊。 原書と和書の違いについて はじめに 1章 日付と時間 レシピ1.1 今日の日付の割り出し レシピ1.2 日付の正確な解析とファジィ解析 レシピ1.3 日付の出力 レシピ1.4 日付の反復 レシピ1.5 日付の演算 レシピ1.6 任意の日付からの経過日数 レシ
● [Books][UNIX] Advanced UNIX Programming 2nd Edition 今回は、Marc J. Rochkind 氏による Advanced UNIX Programming 第二版をご紹介します。 UNIX プログラミングに関するリファレンス書として、本書は APUE と並び双璧を成していますが、初版発行は APUE よりも遙かに古く 1985 年となっています(APUE の初版は 1993 年)。初版の出版社は Prentice Hall でしたが、続く第二版は 2004年 Addison Wesely が出版しています(ちなみに、APUE 第二版の出版も同じく Addison Weseley ですが、こちらは翌 2005年)。 両者を一言で表現するなら、APUE は "classical" であるのに対して、本書は "practical" と言える
2007年03月30日15:15 カテゴリ書評/画評/品評WEB+DB PRESS 書評 - WEB+DB PRESS 総集編 [Vol.1~36] 先ほど編集部から到着。 WEB+DB PRESS 総集編 執筆者の一人が言うのもなんですが、これは超お買い得ですよ。 まずなんといっても目玉は、Vol. 1-36までの全記事のPDFがCD-ROM添付されていること。 『WEB+DB PRESS』の6年間がこの1冊に。 WEB+DB PRESS,Vol.1〜36のバックナンバーを総力収録した特別編集号。特集,企画,一般,連載,コラムの各記事を,PDF形式で付属CD-ROMに収録しました。加えて,書き下ろし記事「Webエンジニアのための基礎,徹底理解」「ステップアップLLプログラミング」をはじめ,本文も充実の内容でお届けします。 このCD-ROM、よく出来ていて、ちゃんと目次が記事へのリンクにな
2006年04月18日14:30 カテゴリ書評/画評/品評Math Paved by Roger Penrose - 書評 - The Road to Reality いやあ、脱帽。 The Road to Reality Roger Penrose これはすごい本だ。まだ邦訳はないみたいだけど、オイラーの贈り物を気に入った人ならすぐ注文すべきだ。大丈夫。高校修了の数学力と英語力でちゃんと読み通せるから。騙されたと思って←をポチッとクリックするあるよ。 本書は、理論物理学の第一人者であるRoger Penroseによる、一般ピープル向けの物理および数学の教科書だ。そう。本当に真剣に一般ピープル向け。 The Emperor's New Mindを呼んだ人は、かえって身構えてしまうかも知れない。私もそうだった。ましてや、本書は1000ページを超える大著である。ところが、ページをたぐって見ると
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