小泉総理の靖国参拝以前の問題として、まず小泉総理が最初の自民党総裁選で8/15に靖国神社を参拝すると公約した時点での見通しの甘さがすべての癌であった。この時点ですでに失敗であったと考えている。こういう外交で自縛する公約はしないというのが保守政治の英知であったのだが、みごと無視した。 結果的に中国に「靖国カード」を与えてしまった。中国はこのカードで中国に進出している日本企業の許認可等を蹂躙し、適度に邪魔をしたり、企業に関係ないインフラ整備の資金などの拠出させたり(ひどい場合は賄賂なども得て)して実利を得ている。だったら中国に進出しなければいいのではという意見もあろうが、企業の立場からは中国マーケットを掌握するには中国に拠点を持つことは重要であり、背に腹は変えられない。 また「靖国カード」は逆に日本の切り札になるという話もあったが、小泉政権ではついに使えるものにはならなかった。*1 強硬手段で