次の定積分の値は何になるでしょうか? 実はこの積分はFibonacci数と深い関係があります。 被積分関数は を挟んで対称なので ここでの中身の積の部分に注目します。これは実はFibonacci数になっています(!)Fibonacci数とは で定義される数列でした。 と置きます。 はの2解なので などがわかります。またFibonacci数の一般項は と書くことができます。 さて、半角公式を使うと先ほどの積の部分は となり、確かにFibonacci数が出てきました! よって最初の積分の値は と求まります。 なお、この方法はより一般に型の積分にも応用できます。ぜひ考えてみてください。