【ワシントン草野和彦、古本陽荘】オバマ米大統領は11日にホワイトハウスで記者会見し、東北沖大地震について「壊滅的な災害になる恐れがある」と述べ、菅直人首相に電話で「必要なあらゆる支援を行うと申し出た」と語った。既に軍艦船や救援救助チームが被災地に向かっており、オバマ政権は軍・民総力を挙げた支援の姿勢をみせている。 会見で大統領は、被災地の映像には「ひたすら悲痛な思いがする」と述べた。自身が日系人が多いハワイで育ったことに触れ、「日本の人々には個人的に親密な友情やつながりを抱いている」と強調。日本の経済・技術力、過去の災害経験などを踏まえ「日本が成功裏に復興すると確信している」と語った。 一方、日本政府からの正式要請を受け、米軍は日本側と実施する人道支援活動計画の調整に入った。救援物資の提供や被災者の輸送などが当面の任務として想定されている。 米海軍太平洋艦隊によると、佐世保港を母港とする揚