東芝は10月5日、Cellプロセッサを搭載した初の液晶テレビ「CELL REGZA」(55X1)を12月上旬に発売すると発表した。強力なプロセッサパワーを活用した超解像処理や、大容量HDDに地上デジタル番組を最大8チャンネルまで同時録画しておける「タイムシフトマシン」機能など、フラッグシップ機として破格の高スペックとなっている。実売予想価格は100万円前後。 演算処理能力は理論ピーク値で200GFLOPSと、同社の従来製品比で143倍に上る。処理能力を活用し、従来以上の精細な画像を再現する超解像技術を搭載。画像の「自己合同性」を使ったエッジ部の処理や、デジタル放送の圧縮時に欠落した色情報の復元処理などで高画質化するという。 モニター部とチューナー部を分離した構成とした。モニター部はフルHD対応の55V型で、ピーク輝度1250カンデラ/平方メートル・ダイナミックコントラスト比500万:1。従