昨年8月、千葉市の湯川遥菜さん(42)とみられる男性がイスラム過激派に拘束された事件は、思わぬ展開をみせた。 「いつかはこうなるんじゃないかと心配していた」 湯川さんが設立した民間軍事会社の顧問で元茨城県議の木本信男さん(70)は20日午後、水戸市の自宅でニュースを見ながらつぶやいた。オレンジ色の服装で荒野にひざまずき、傍らにはナイフを手にした黒ずくめ男……。木本さんの不安が現実となった。「何とか無事で帰って欲しい」 湯川さんは昨年1月、「日本の船を日本の会社で守りたい」と、軍事会社を立ち上げ、4月には一人でシリアへ。ここで出会ったのが、ジャーナリストの後藤健二さんだった。 当時、湯川さんは北部の街で反体制組織「自由シリア軍(FSA)」の拠点に留め置かれ、入国目的を聴かれていた。湯川さんは、FSAと交流のあった後藤さんに通訳を務めてもらい、「民間軍事会社として経験を積むために来た」と説明し
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く