千葉の同僚遺族、書簡を寄贈 千葉県我孫子市教育委員会は29日、文豪・夏目漱石(1867〜1916年)が自宅に電話を引いて間もない頃、勤務先への電話のかけ方が分からず、友人に問い合わせた書簡が見つかったと発表した。市教委は「今で言えば、『メールの使い方を教えて』というようなもの。神経質で自分のペースで物事を進める漱石は、当時珍しかった電話を好きではなかったのではないか」と話している。 東京朝日新聞社(現・朝日新聞社)で漱石と同僚だった国際ジャーナリスト、杉村楚人冠(そじんかん)(1872〜1945年)の遺族から市に寄贈された資料から書簡2通が見つかった。