江戸時代の俳人・小林一茶(1763~1827)の出身地、長野県信濃町の町立一茶記念館に通ってくる雄猫が、人気を呼んでいる。愛称は「館長猫」。事務室に専用席が用意されるほどのVIP待遇で思わぬ“上司”の出現に職員も癒やされている。一茶には猫を詠んだ作品が多く、今秋には企画展も予定している。中村敦子学芸員は「猫を通じて一茶を身近に感じてほしい」と話している。 猫は記念館近くに住む杉山多美子さん(59)が飼う「杉山空(そら)」(2歳、雑種)。記念館には08年8月下旬に姿を見せ始めた。初めは駐車場をうろつくだけだったが、自動ドアを通って展示室や事務室まで来るようになったという。 毎朝午前8時ごろ「出勤」すると、事務室の机に飛び乗り、パソコンの前に座ったり椅子に寝そべったり。館内を巡回して来館者にじゃれつき、おなかがすけば職員にねだる。「退庁」は午後5時半。天気が悪い日は、小林豊雄館長が運転する車の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く