朴順梨さんと北原みのりさんの「奥さまは愛国」読み終わりました。 いわゆる「行動する保守」系団体に所属する女性たちに焦点を当てた本です。 例えば女性だけで組織した「愛国」団体で元「従軍慰安婦」を「売春婦」などと貶めるような言葉を叫ぶ女性たち、あるいはそういうことを主張する男性主体の団体で先頭に立つ女性たち。 私はあれが、男性が叫ぶのも理解不能だけど、それよりももっと理解できない。どうして同じ女性なのに?っていう怖さというか、悲しさがある。 この本を読んでも正直彼女らの理屈は理解できないけど、ああいう論理を受け入れることで自分を守ろうとしてるのかなという気はした。わからないけど… 安田浩一さんの「ネットと愛国」にもあるとおり、彼女たちは特別「異常」ではなく、「ふつうに」その辺にいるような人たち。そこに意外性はない。でもやっぱり、たんなる「ネトウヨ」という記号ではなくて、人間としての顔が見えてく